「 6 + 4 + 1 = 」【雪男】

◇ 黒 色 と ページ11

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「… うわ、めっちゃ目立つじゃん」


今日は目黒と久々のお買い物。
前に行ったのが1ヶ月くらい前になるから、本当に久々のお出かけ。

待ち合わせ場所に行くと、柱に寄りかかってスマホをいじる、イケメンオーラバリバリな目黒。
あまりにもその画が強いので、写真撮って送ってやった(笑)


［ 写真を送信しました ］


目「…！お前、盗撮すんじゃねえよ、(笑)」

「佇まいがめちゃめちゃかっこよかったからつい (笑)
ごめんね、おまたせ」

目「んーん、そんなに待ってないよ。どこ行く？」

「とりあえず、服欲しいな、」


そろそろ秋も近付いてくるということで、秋服を買いにいつも行ってるお店へ向かう。
店員さんに顔を覚えられてしまうほど、ことある事に行ってるお洋服屋さん。
服のレパートリーがオレの好みにどストライクで、行くたびに予定外の買い物をしてしまう、罪なお店。


目「秋用の？」

「うん、薄手の上着かTシャツ、買おうかと。」

目「じゃあ俺も買おっかなー、」

「買っちゃえ買っちゃえ、」


YouTubeの撮影が始まって、服もそれなりに気にするようになったし
男性ファッション雑誌だって、服に興味無かったオレが、目黒がモデルを任されているから という理由で手に取るようになった。

オレ、ずいぶん変わったなぁ。


「めぐ〜、これ黒と白、どっちがいいと思う？」

目「んー、下に合わせるのは普通にデニム？スキニー？」

「うん、そんな感じかな。」

目「でもシバ、白のロンTあんま持ってないから白買ってみたら？」

「あ、そうだね、… そうしよ、ありがと、」


何故か本人より持ってる服の種類を熟知してるめぐ。
彼に選んでもらった白いロングTシャツをカゴに入れアクセサリーコーナーを物色していると、その彼が何枚かTシャツを持ってきた。


目「シバだったらどれ買う？」

「オレは〜… これ、青文字のヤツ。…あ、でもまって、白地に黄色も可愛いね、」

目「やっぱりそのどっちかだよね 、」

「ん〜…オレなら青かな！」

目「お、じゃあそれにしよ、」

「めぐ待って、その黄色の方、オレ欲しい、」

目「あ ほんと？ じゃあハイ、」


めぐが持ってきたモノを俺も欲しくなる、という現象は結構あって、これのせいで買うものが増えていくのが悩みどころ。

でも、楽しいからまるっとおっけー！




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