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保先｢分かったよ、先生には体調悪いって言って荷物取っておいで？｣
｢分かった！｣
保健室の先生はめめの事情を知っていて、俺たちが同じ施設に居ることも知っている。
そして良くサボりに来ている。
荷物を持って保健室に戻る。
｢持ってきた。｣
保先｢ん、岩本さん来るらしいから待ってて？｣
｢うん。｣
めめは、寝ているから俺はめめの隣で手を握っていた。
岩side
中学校から電話があり、蓮が体育の途中で倒れたと聞いた。
すぐに迎えに行く。
｢岩本です。蓮迎えに来ました。｣
保先｢お待ちしておりました。こちらです。｣
蓮の所に連れてってくれたがラウが蓮の手を握って眠っていた。
｢あれ？ラウも具合悪いんですか？｣
保先｢いや、ラウールくんは蓮くんが心配で一緒に帰りたいそうです。｣
｢なるほど。すいません。ありがとうございます。｣
ラウがいてびっくりしたけどとりあえずラウを起こし、荷物を持ってもらって蓮を抱っこする。
車に着いても蓮は起きなかった。
｢ラウがそばにいてやったのか？｣
ラ｢うん、授業やってる時にめめが倒れたの見て保健室行った。｣
｢そっか。ありがとな？｣
ラ｢うん…。｣
｢どした？｣
ラ｢怒らないの？｣
｢何が？｣
ラ｢俺、具合悪くないのに早退したから怒られると思ってた。｣
｢確かに授業は受けて欲しいけど、蓮が心配だったのは分かるから今日はいいよ。｣
ラ｢うん、ありがとう。｣
ラウは着替えてご飯を食べさせる。
蓮を抱っこして阿部に和室に布団を敷いてもらい、そこに寝かせた。
そしたら蓮が起きてしまった。
目｢ん、あれ？おうち？｣
｢うん、そう。覚えてる？体育の時倒れたの｣
目｢うん、覚えてる。｣
｢大丈夫か？無理しちゃった？｣
目｢何か三限目から薬が切れてお腹痛くなってきたけど、4限の体育頑張ったら次昼休みだからしんどくなったら保健室行けばいいと思って体育やった。｣
｢そっか、でも無理すんのはダメだから。ちょっとでも具合悪いなと思ったら保健室行きなよ？分かった？｣
目｢うん、ごめんなさい。｣
｢ん、まだお腹痛いっしょ？ご飯食べて薬飲もっか？｣
目｢うん。｣
向｢ご飯食べる？｣
｢うん、食べやすそうなのある？｣
向｢お粥作ったから持ってくるな？｣
｢さんきゅ。｣
蓮はお粥を食べて、薬を飲んで再び横になった。
でも、ずっと寝返りを打っていて寝ている様子は無い。
｢蓮？寝れない？｣
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作者名：あっぷるくらげ | 作成日時：2020年8月20日 8時
