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「ふぅはっ、はっ、、、」
「阿部ちゃんだいじょーぶ?」
「まだ、、、だいじょーぶ、はぁ、、、」
昼休み。いつもの空き教室で3つ机を合わせる。ご飯を食べようとした時俺の呼吸はズレ始めた。
多分、連日の大雨による低気圧が原因だって分かる。
最近は結構体調良かったのになぁ、、なんて頭の中はいたって冷静でいる。
1度ズレた呼吸はなかなか元には戻すのは難しい、
「俺、目黒先生に言ってくるからさっくんは背中撫でてて!!」
「ぁ、うん、」
そんなに慌てなくてもこの手の発作は慣れっこなのにな、
そう思いながら呼吸に集中する。
「阿部ちゃん、だいじょーぶ。大丈夫だからね。」
「ふぅはっ、、はっ、、、はっ、、、」
ふっかと目黒先生が来るまで佐久間はずっと摩ってくれた。
戻らない呼吸に焦りを感じ始めた俺を安心させてくれる温かさを感じた。
「阿部ちゃんしんどいね。呼吸助けるためにカニューレ付けるね、深澤くん、佐久間くん、車椅子に乗せるから支えてもらっていい??」
「はっ、ふぅ、、ふぅ、」
さっと俺にパルスオキシメーターをはめたあと2人に指示する目黒先生。
ふっかと佐久間に支えられながらゆっくり車椅子に座る。
飛びそうで飛ばない意識の中でふっかと佐久間の声が聞こえる。
大丈夫だから。早くご飯食べな。なんて心の中で呟いた。
「あっ、せんせっ!阿部ちゃん起きた」
「ほんと!?良かったぁ、頭クラクラしてない?」
あれからどうやら気を失っていたみたい。
目が覚めれば目の前に佐久間がいた。
多分体育の時間なのかもしれない。
ということはもう5限目なのか、
「よし、これならカニューレ外してても大丈夫だね。」
「阿部ちゃん大丈夫??」
「うん。まぁ、、慣れてる、」
「そっか、、」
目黒先生はカニューレを外してくれてそのまま出ていった。
多分、今しかないだろう、
佐久間の目の前で起こしてしまったばかりに言うしかない。
「ねぇ、佐久間。俺さ病気なの。」
「うん、」
＿＿＿＿＿＿
X:@uranai__Mi
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作者名：Mi__ | 作成日時：2024年2月19日 17時
