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驚きのあまり固まってしまった

「プッ!アハハハハッ」

渡辺はそんな佐久間の姿を見て笑い転げている

「お前、なんて顔してんだよ笑」

お前こんな顔してんぞと渡辺が佐久間の顔真似をした

それを見て佐久間も笑って俺流石にそんな顔はしてない!と怒る

「はいはい、悪かったって笑」

と言うものの未だに笑っている

「てか、なんでそんな顔すんだよ」

俺なんか言ったか?と渡辺が言う

「だって、言わなくていいなんていうから」

と言うと今度は渡辺がポカンとした顔をする

「何?俺そんな怖い奴だと思われてた?」

と渡辺が言うと佐久間は頭を思い切り横に降る

「…言いたくなければ言わなくていい。何があったのかなんて知らないけど涼太の知り合いってことはいい奴だってことくらいわかるし」

と渡辺が言えば佐久間はポロポロと涙を零す

こんなにも優しくしてくれるのはふっかだけだったなと思いながら

一方渡辺は慌てている

え?俺なんかした!?と言いながら

すると

「翔太何慌ててんの、佐久間どうしたの?」

と風呂から出てきた宮舘が言う

「…あまりにも優しかったから」

そう言いながらニヒヒッと笑う

「フフッそっか」

と宮舘も微笑む

なんかよくわかんねと渡辺は理解できてないようだ

渡辺の優しさはとても心が暖かくなるようなそんな感じがするのを宮舘は知っているからなんとなくわかったのだ

宮舘は佐久間に先程のやり取りの話を聞いていた

渡辺が笑い転げた

そんな話を聞いて宮舘は驚いた

あれからなにかあっても少ししか反応を示さなかったのに笑い転げた?

とても嬉しかった

また素直に感情を出せるようになったのか

それと同時にそれを簡単にやり遂げた佐久間を羨ましく思った

渡辺にとってきっとこの出会いは何か変わるきっかけになるのかもしれない

「ねえ、佐久間。俺達と友達になってくれない?」

そう言えば佐久間は驚いた

そして悲しそうな顔をした

「…だめだよ。これ以上仲良くなっちゃ、涼太達の身が危なくなる」

「それは覚悟の上。何ならお前達の仕事も手伝う」

丁度今の仕事嫌気が差してたし〜と渡辺は言う

「え?お前達?仕事?なんで知ってんの?」

と佐久間が焦りながらもいうと

「実はさ、佐久間のスマホからすごい着信音するから渡そうと思って手に取ったらお仲間さんから心配のメール来てて、それ見ちまった」

それをなんとなく察したらしい

渡辺はこの出会いを無駄になんかしたくないと思った為そう言ったのだ

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作者名:Minz | 作成日時:2020年3月27日 3時

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