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｢なんかいいこと言ってんじゃん?笑｣
｢ｯふっかさん!!｣
｢ｳｫｯ!｣
深澤が目覚めていたのだ
ラウールはあまりの嬉しさに飛びついた
ラウール、俺まだ怪我治ってないんだけど…と言うがなんだか嬉しそうだ
｢なんだ、聞いてたんなら言ってよ〜｣
佐久間は笑う
｢いや、邪魔しちゃ悪いかなって笑｣
深澤は佐久間にしてはいい事言うじゃないかと感心していた
｢ｯふっかさん…ごめんなさい｣
またもやポロポロと泣き出したラウール
｢おいおい、笑顔でいるんじゃなかったのか?笑｣
そう言いながら背中を撫でる
｢ラウールにそんな顔させる為に庇ったんじゃないんだけどな｣
｢俺は全然気にしてないよ。だから、そんなに落ち込まないで｣
ニッコリ笑う深澤
その顔を見てさらに泣き出すラウール
｢…ｯふっかさん〜｣
｢俺はごめんなさいよりありがとうって言ってほしいな｣
｢ありがとうございますｯ…｣
どういたしましてと笑う
安心しきったのか涙が止まらなくなっているラウール
そんな様子を見守るように見ている佐久間
どうやら解決したようだ
｢…もう入ってきていいよ〜｣
佐久間が突然話す
深澤とラウールは何がなんだかさっぱりだ
｢ﾊｧｯラウール、部屋で安静にって言ったよね?｣
｢ふっかおはよう、ご飯持ってきたよ｣
｢あ、なんだ、起きてんじゃん｣
｢ふっかさん!大丈夫っすか!?ラウ、また泣いとるん!?｣
｢ふっかさん、おはようございます。ラウール、そんな泣くと目腫れるぞ｣
｢ふっか、怪我は大丈夫か?ラウールもそんな泣くなよ｣
なんと全員が扉の前に居たのだ
深澤とラウールは顔を見合わせて笑う
みんなが入ると流石に狭くなる部屋
｢あれ?なんかこの部屋狭くない?｣
｢俺の顔がでかいだけだわ!いや、みんないるからだ!｣
ﾊﾊｯいつものふっかだ〜!と佐久間含めてみんな笑う
言葉には出していないが、彼らも深澤の事を心配していたのだ
…言葉にすると調子に乗るので言わないが
ぎゃあぎゃあ騒いでいると
｢はいはい、もう出るよ!舘さんのご飯冷めちゃう!｣
と阿部が言うとみんなぞろぞろと帰っていく
ふっかの分は置いておくからねと宮舘も一言言って戻っていく
｢ラウール、もう大丈夫?｣
｢はい、守ってくれてありがとうございました!｣
ニッコリと笑って失礼しました!と出ていった
ラウールは今度は気を抜かずに任務に挑む
そして、今度は自分が守れるようになろう
そう誓った
｢ラウール、行くで〜!｣
｢は〜い!｣
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作者名：Minz | 作成日時：2020年3月27日 3時
