Hoffnung (ページ34)

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翌日

いつもよりも早めに起きてきたラウールと深澤

深澤は先生のため、ラウールよりも早めに出る

じゃあ、また後でなとラウールに告げ

いってきます～と出ていった

ラウールは教科書を見ていた

ずっと落ち着きのない様子だ

そんな様子を住人は微笑ましく見ている

ラウール、そろそろじゃない?と阿部が言うと

ほんとだ!じゃあ、行ってきます!!

とラウールは軽快にドアを開けていった

めっちゃ楽しみにしてるね!と佐久間が

そりゃねと渡辺

みんな何故か嬉しそうだ

気づけばラウールが帰ってくる時間

｢ただいま!!!｣

帰ってきたようだ

｢おかえり、どうだった?｣

｢おかえり!!｣

｢手洗ってね｣

と皆の声が

それが嬉しかったのか

｢照くん!ちょっと待ってて!｣

と告げ思わず走りながら洗面所に向かう

こらこら、あんまりドタドタしないのと阿部が注意する

ﾍﾍｯごめんなさ～いと言いすぐに

ねえ!聞いて聞いて!と岩本に駆け寄る

うん、何?と岩本はニヤニヤしながら言う

あのねとラウールは話し始める

とても和やかな雰囲気だ

少し経った頃

上にいた向井と目黒が降りてきた

｢おっ、ラウール帰ってきとったんか!おかえり!｣

｢あ、ほんとだ。おかえり｣

｢ﾌﾌｯただいま!｣

ねえ!聞いて!と先程まで岩本と話していた内容をまた話し始めた

結構の時間が経ち、もう辺りは真っ暗だ

すると

｢ただいま～｣

少しお疲れ気味の声が聞こえてきた

おかえり～と皆が声をかける

｢ふっかさん、おかえり!｣

ラウールはテンションが上がりっぱなしだ

｢うん、ただいま｣ﾆｺｯ

そう告げると深澤は着替えに行った

ラウールはまだ話をしている

着替え終わった深澤は椅子に腰掛ける

｢ふ～、疲れた…結構教師って大変だな｣

およ?おじさんになったのか?と佐久間はいじる

違うわ!まだぴちぴちだわ!と返すが

ぴちぴちではないと渡辺からきつい一言が

まあ、そうだなと岩本も返す

阿部は苦笑い

｢ところで学校、どんな感じだったの?｣

と阿部は聞く

｢ほんとごく普通の学校。なんかトラブルがあるわけでもないし｣

じゃあ、なんで狙われてるんだ…と首を傾げる岩本

それは俺も勤務中に思ったと深澤が同情する

｢まあ、様子見だね。引き続きよろしく｣

ありがとうと阿部は言う

その頃宮舘はご飯を作っていた

ちなみにいつもご飯を作りながらリビングの光景を見るのが好きだとか