Hoffnung (ページ3)

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ｽﾀｯ

｢今日は大丈夫だ…｣

ドジではあるが身体能力は抜群の彼にとっては

ドジをふんでしまうことが致命的になってしまうことが多い

何もないところで転ぶなんてもはや日常茶飯事である

｢ﾊｧ…｣

工場を見て溜息をこぼす

それもそのはず

既に罵声やうめき声が響き渡っているのである

面倒なことになりそうだな

そう思いながらも扉を開けた

ｶﾞﾁｬｯ

一瞬動きが止まった

当たり前だ

誰かもわからないやつが急に自分達の争いの場に入ってきたのだから

｢ｱｧ?誰だオメェ?｣

｢俺らの場所に勝手に入ってくんじゃねぇｯ｣

｢あ～、すいません。でも、上司に言われちゃったんで｣

ｼｭｯ

ｺﾞﾌｯ

｢ｱｶﾞｯ!な、なんで…｣

ﾊﾞﾀｯ

その場が凍りついた

そりゃそうだ

扉の近くにいたはずの奴が急に自分達の近くに来て人を倒したのだから

｢ｯ…お前らなにしてんだ!早くかかれ!｣

ｵｫｯ!!!

｢勢いだけは充分っすね｣

10分後…

ﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ

数多いくせに弱い奴らばっかだったな

ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ…

…!?早く行かなければ

そう思い去ろうとした時

｢ねえ!そこの君!｣

不意に声が聞こえた

だが、自分ではないだろうと思い、去ろうとしたが、

｢いや!ちょっと待って!無視しないで～!｣

そう言いながらこっちに向かってくる何かがいた

ｺﾞﾌｯ

咄嗟のことだったので避けきれなかった

｢ねえねえ!俺らのチーム来ない?｣

抱きつかれたまま小柄な青年?に言われた

｢は?｣

これが最初の出会いである