君の太陽 (ページ44)

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紫耀-43 ページ44

海に行くと女の子がいた。
俺は目が悪いけど、昨日の今日だから、誰かは想像つく。
多分Aだ。

またイヤホンしてる。

廉「あれAちゃう？
　めっちゃ海好きやん」

呼んでも聞こえなさそうだから俺が行こーっと。

神「行動力すご。」

案の定、Aはまったく気づかない。
遠くの方を眺めながらまたラムネを食べてる。

どうせならびっくりさせちゃおっと

紫「わ！！！」

『ふえっ！？！！！！』

びっくりしすぎ、俺より弱いじゃん。

紫「やっほ、見つけたから来ちゃった。
　入学式のお返しー」

『心臓止まった、、』

神と廉が追いかけてきた。

廉「急に走り出すな、足速いねん」
神「アイス忘れてんぞばーか。」

あ、忘れてた。

紫「そうだ、Aもアイス食べる？
　ちょっと溶けてるけど」

そう言って半分に割ったアイスを差し出す。

『うわあ、久しぶりに見たこのアイス。
　ありがとう。』

4人で並んでアイスを食べる。