君の太陽 (ページ2)

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紫耀-1 ページ2

高校1年の春

今日は入学式だ。
長いし、朝早いからサボろう

そう思ってもう一回布団に入ろうとすると

神「紫耀ー、早く起きろって」

眠たい目を擦って見ると、神と廉が来ていた。

神と廉は中学が一緒で、関わることはなかったが、
みんな部活に入る中、俺ら3人だけ帰宅部だった。

帰る時間が一緒で、次第に話すようになり、今に至る。

俺は母子家庭で、母親は朝早くから夜遅くまで働きに出ている。

マイペースな俺をなんだかんだ面倒見てくれている2人はやっぱり優しい。

紫「なんで神と廉がいんの？」

廉「起きられへんから起こしに来いって言ったんお前やろ、早よ、おいてくで」

そうだった。朝に弱いのを治そうと思って、こいつらに頼んだの忘れてた。

廉に急かされながら、制服に着替え、駅に向かう。