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優「ほら！さっさと風呂入れ！」
ジ「えー、先生だって濡れてるじゃないですか」
ザーザーと音を立てて振り続ける強い雨は、車から降りてアパートの階段につくまでの距離でも結構濡れる。
優「俺は後でいいから！早く入らねーと怒るぞ」
もー怒ってるじゃんと言いながら渋々ふろ場に向かったのを見届ける。
その間俺はと言うと、夕飯の支度をしていた。
今日は久しぶりにコロッケが食いたくなって、帰りにスーパーでじゃがいもや玉ねぎらを調達。
じゃがいもを蒸かしていると、
せんせ〜いと俺を呼ぶ声。
はいはいなんですかと近づけば、風呂場から顔だけを出しているジェシー。
ジ「先生タオルどこ？あと服は？」
あーそうか、
優「タオルは2段目の引き出しで、服は...」
ちょっと待ってろと言って、タンスをガサゴソとあさる。
少し大きめのジャージがあったと思うんだけど...
お、あったあった。
優「ほらよ。これならいいだろ？」
これで小さいなんて言ってきたらぶっ殺そうと思っていたが、彼はただ礼を言って再び顔を引っ込ませた。
ちょうど、じゃがいもがいい感じに柔らかくなったのでザルに移す。
まだ熱くて触れないだろうから、俺が交代で風呂に入ればちょうどいいかもしれない。
先生出たよ〜と、タオルで髪を拭きながら出てくる男に、おー、と軽く返事をしながら彼を見れば、ズボンの丈があっていない。
ムカつく...と小さく呟けば、なになに？と今呟いたことを聞き出そうと俺にまとわりつく巨人。
優「あーもうしつこい！」
無理やり引き剥がせば、ニタニタと笑っている。
なんで俺の方が年上なのに、見上げなきゃいけねーんだよ。ムカつくな。
ジ「先生も早く入ってきたらどうですか？」
優「なっ！お前がちょびちょびしてくるから！」
ハイハイと言いながら俺のスーツに手をかける男。
優「ちょっ、何してんのお前！」
ジ「スーツちゃんと乾かさないとシワになっちゃいますよ？」
優「自分で脱げるから！」
今の言い方えろい...とニヤける彼の足を上から踏みつぶす。
ドライヤー貸してくれれば乾かしとくので！という変態野郎に仕方なくドライヤーを預けた。
優「ついでにお前の髪も乾かせよ」
そう言ってふろ場の鍵を閉める。
念の為、2、3回しっかりと鍵が閉まっているかどうか確認した。
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のぞみ☆(プロフ) - sailさん» sailさん！ありがとうございます！彼の天然の仕業なのか、たまにどちらが歳上なのか分からなくなってしまいます(笑)sail様が幸せなら私、書く意味がありますね！今までで1番長いお話になるかと思います！ぜひともよろしくお願いします！ (2020年3月22日 0時) (
レス) id: 8ffdc93937 (このIDを非表示/違反報告)
sail(プロフ) - 天然小悪魔&ツンデレの優吾先生と、イケメン大型犬ジェシーくん、最高です！優吾先生、時々可愛い爆弾を放つからジェスくんも大変ですね＾＾二人の距離がゆっくり確実に近づくのが感じられて、更新の度に幸せになってます。このシリーズ、どうか末長く続けて下さい…！ (2020年3月10日 15時) (レス) id: eaf7cf0093 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - owo_cn_158さん» owo_cn_158さん！^^*)♪天然小悪魔って最強じゃないですか！？それにまんまとハマるジェシー氏...やっぱりゆごほくは捨て難いですよね〜！大好きです。(笑)いつもありがとうございます！ (2020年2月15日 12時) (レス) id: 3cd6d5d331 (このIDを非表示/違反報告)
owo_cn_158(プロフ) - ゆごじぇ可愛いですね〜先生、天然小悪魔っ！そして相変わらずゆごほく要素も入れていただき歓喜です！！いつも更新楽しみにしています！ (2020年2月13日 12時) (レス) id: cde2cb4015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぞみ
| 作成日時：2020年2月5日 0時
