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ジ「コラ猫！」
14時すぎに大学から帰宅すれば、猫のしっぽだけがベッドから飛び出ている状態だった。
コイツはいつまで寝ているつもりなんだ。
(そのくせ夜は普通に寝てんだよな...)
結構大きめの声で起こしたつもりだったが、ベッドから出てくる様子はない。
近づいて布団を剥ぎ取ろうとすれば、枕付近におむすびのラップが転がっているのが目に入った。きっとお昼頃に一度目を覚まし、おむすびを食べてまた寝たのだろう。
ベッドの上で食べるなと散々注意したのに...
ジ「いい加減起きねーと、お前の嫌いな掃...」
"掃除機持ってくるぞ"と脅そうと思ったが、"掃"と言っただけで猫は飛び起きた。
優「やあ！」
ジ「やあじゃねぇ」
優「わ〜」
とぼけた顔をしている猫の首根っこをいつものように掴み、洗面所の方へ連れていく。
ジ「見ろ！」
優「わ〜」
ジ「わ〜じゃねぇだろ！お前が早く干さねぇから服シワになってんじゃねーかよ！」
優「ほーほー」
ジ「起きたら洗濯物干すようにって言ったよな？」
朝どうせ猫は起きないとわかっていたので、昨日の夜のうちに明日起きたら洗濯物を干すようにと伝えたのだ。
優「うん、言ったよ？」
やけに素直に認めたと思ったが...
ジ「じゃあなんで干さなかったんだよ」
優「だって起きなかったんだもん」
ジ「...は？」
なんてアホな嘘なんだ。
ジ「じゃあ机の上に置いてあったむすびは誰が食べたんだよ」
優「と、父さんだよ！」
父さんは机の上で、必死に"私じゃない！"とでも言うような表情で俺を見つめている。
嘘つきな猫にデコピンをくらわせてやった。
ジ「嘘つくなこのバカ猫！その口についた米はなんだ！」
猫の口の端には、パリパリになった米が一粒くっついている。
優「......」
猫は黙る。
ジ「嘘つく奴には飯ねーからな！」
そう言えば猫は目を細めて俺を睨んでくる。
素直に謝ればいいものを...
俺は猫を無視して、課題に手をつけることにした。
黙々と課題を進めていれば、猫はいつものスケッチブックを持ってきて俺の向かいに座った。
どうやら絵を描くらしい。
いいよな猫は呑気で...なんて思いながら、止まっていたペンを走らせた。
しばらくして再び猫の方に目をやれば、てっきり絵を描いていると思っていたがそうではなく、必死で文字を書いていた。
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のぞみ☆(プロフ) - KTさん» KT様〜！コメントありがとうございます！センチメンタルの方が落ち着きましたので、次はこちらを更新させて頂きますね！お気に入りと言って頂けて、光栄でございます...(泣)どうかこれからもよろしくお願いします(^^) (2020年12月8日 13時) (
レス) id: 66cf8210b3 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新楽しみにしています！この作品お気に入りです！ (2020年12月6日 1時) (レス) id: 85fa40ec99 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - ゆきさん» ゆき様〜！こんばんは(*´∀`)♪嬉しいお言葉ありがとうございます！最近はずっと更新が遅くて失礼しました〜m(_ _)mこれからもどうぞよろしくお願いします(^^)いつもお読み頂き、ありがとうございます！！！ (2020年11月18日 3時) (レス) id: 66cf8210b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 更新楽しみにしてました♪くっついた2人も可愛くて仕方ないです！続きを楽しみに待ってます。更新がんばってください〜♪ (2020年11月6日 1時) (レス) id: a88a1c3fb8 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - ma5さん» ma5様〜♪お久しぶりです！いつも温かいご感想ありがとうございます(^^)hkygいいですよねぇ〜ﾆﾔﾆﾔ中々捨てきれなくてhkyg要素どうしても入れたくなっちゃいます〜笑癖になって頂けたなら、もっと盛り込んでしまいましょうか...ムフフ笑いつもありがとうございます♪ (2020年9月30日 1時) (レス) id: 66cf8210b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぞみ
| 作成日時：2020年7月22日 2時
