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優「こっちこっち！」
ジ「はいはい、わかってますよ」
そんなに急がなくとも公園は逃げやしないって言うのに。
優「ジェシーにお団子の作り方教えてあげなきゃ！」
ジ「あ？」
作り方だ？そんなもん、泥丸めて乾いた砂かけりゃいいだけだろ？それともこの猫なりの作り方でもあるのか？
お団子作りはまず、つゆが大切なんだ！と、泥団子研究家にでもなったように語り出した猫。っていうか泥を"つゆ"って言うの、いい加減やめてくれないだろうか。
興奮状態の猫に腕を引っ張られながら、雨でも降らねーかなと、とうてい起こりえないであろう空を眺めていた。
...が。
優「バカだ！雨のアホだ！」
さあ作ろう！となった時、さっきまで眩しいくらいに明るかった空がどんどん曇り始め、終いには大粒の雨が降り出したのだ。
まさか現実になるとは...
小さな公園には雨宿りする場所はあるはずもなく、仕方なしに近くにあった〇ックに駆け込んだ。
突然の激しい雨だったために、公園からここまでの少しの距離でもかなり濡れてしまった。
猫を見れば、ブソブソしながら雨を見つめ、文句を放っている。
ジ「しょうがねーだろ？」
そう言っても猫は不貞腐れたまま。
こんな人が出入りする入口にずっと居ても迷惑なので、雨宿りさせてもらった分何か注文することに。
ジ「ほら猫、行くぞ」
動こうとしない猫の腕を無理やり引っ張って店の中に入った。せっかく何を食べたいか聞いてやったのに、猫は未だに雨のバカだ...！と小さく呟いているだけで、全く俺の言葉に反応しない。
どんだけ根に持つんだよこの猫...
仕方なく適当なものを頼んで、席に座った。
ジ「おい。食べねーの？」
猫の顔の前にフライドポテトをチラつかせても、フイと顔を逸らして、いらないという猫。
めんどくさいにはめんどくさいが、あんなに張りきっていた猫を思い出すとなんだか可哀想に思えてきた。
ジ「これ、お前の好きな味だぞ？」
もう一度顔の前に持っていけば、チラリと目をポテトに向ける猫。本当はポテトの存在が気になっているのかもしれない。
ジ「お前が食べてくれたら嬉しいんだけどな」
最後の一押しかのように言えば、猫は恐る恐るポテトを受け取った。
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のぞみ☆(プロフ) - KTさん» KT様〜！コメントありがとうございます！センチメンタルの方が落ち着きましたので、次はこちらを更新させて頂きますね！お気に入りと言って頂けて、光栄でございます...(泣)どうかこれからもよろしくお願いします(^^) (2020年12月8日 13時) (
レス) id: 66cf8210b3 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新楽しみにしています！この作品お気に入りです！ (2020年12月6日 1時) (レス) id: 85fa40ec99 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - ゆきさん» ゆき様〜！こんばんは(*´∀`)♪嬉しいお言葉ありがとうございます！最近はずっと更新が遅くて失礼しました〜m(_ _)mこれからもどうぞよろしくお願いします(^^)いつもお読み頂き、ありがとうございます！！！ (2020年11月18日 3時) (レス) id: 66cf8210b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 更新楽しみにしてました♪くっついた2人も可愛くて仕方ないです！続きを楽しみに待ってます。更新がんばってください〜♪ (2020年11月6日 1時) (レス) id: a88a1c3fb8 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - ma5さん» ma5様〜♪お久しぶりです！いつも温かいご感想ありがとうございます(^^)hkygいいですよねぇ〜ﾆﾔﾆﾔ中々捨てきれなくてhkyg要素どうしても入れたくなっちゃいます〜笑癖になって頂けたなら、もっと盛り込んでしまいましょうか...ムフフ笑いつもありがとうございます♪ (2020年9月30日 1時) (レス) id: 66cf8210b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぞみ
| 作成日時：2020年7月22日 2時
