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部屋の中にいても聞こえるセミの鳴き声。
それもそのはず、今日は久しぶりの快晴だった。
やっと梅雨が終わりを迎えたのかと思ったが、実際には来週もくもりや雨マークが続くらしい。
セミ達も大変だ。
やっと生き生きと鳴ける時が来たと思えば、その終わりもすぐに来てしまう。
優「ね？だからセミがおれを呼んでるんだ！」
ね？じゃねーよ。
ジ「それ、待ち合わせって言わねーよ。ただお前が勝手にセミを見に行くだけだろ」
優「違う！セミがおれを呼んでるんだって！」
ジ「あーはいはい」
またよくわからんことを言い出した猫。
優「ホントだもん！」
ジ「わかったわかった」
軽く猫をあしらうように言えば、さらに猫はムキになって、ホントだもん！と言い続ける。
ジ「もーわかったから。早く行ってこいよ」
優「わー」
半ば強引に猫の背中を押して、ドアの前にまで連れていく。
優「じゃあ行ってくるから！」
ジ「待て」
出ていこうとする猫を呼び止める。
ジ「いい加減靴紐結べるようになれよ」
優「ほーほー」
ダランと地面に垂れる靴紐が目に入り、仕方なく結んでやった。きっとこの猫のことだから、自分で紐を踏んで転ぶに違いない。
今度こそ猫は、行ってきま〜す！と、ブンブン手を振りながら出ていった。
−−−−−−−−−−−−−−
課題が終わり、軽く身体を伸ばしていると、うるさいうるさい猫男が帰ってきた。
猫が帰ってくる前に課題が終わってよかったと一安心する。
優「ジェシー！！！」
玄関から聞こえる大きな声。
いつもにも増して、威勢が良い気がする。
何かいい事でもあったのかと思えば、入ってきた猫が抱えているものに、奇声をあげそうになった。
ジ「っお前ふざけんなよ！！！」
え？と、首を傾げる猫。
ジ「そんなもん部屋に持ち込むんじゃねーよ！このバカ猫！！！」
優「なんでよ！せっかくジェシーのために持ってきたのに...！」
猫が腕に抱えていたものは、たくさんのセミの抜け殻だった。
バカだ！アホだ！ケチだ！と言いながら、仕方なくセミの抜け殻を外に戻しに行く猫だった。
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のぞみ☆(プロフ) - KTさん» KT様〜！コメントありがとうございます！センチメンタルの方が落ち着きましたので、次はこちらを更新させて頂きますね！お気に入りと言って頂けて、光栄でございます...(泣)どうかこれからもよろしくお願いします(^^) (2020年12月8日 13時) (
レス) id: 66cf8210b3 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新楽しみにしています！この作品お気に入りです！ (2020年12月6日 1時) (レス) id: 85fa40ec99 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - ゆきさん» ゆき様〜！こんばんは(*´∀`)♪嬉しいお言葉ありがとうございます！最近はずっと更新が遅くて失礼しました〜m(_ _)mこれからもどうぞよろしくお願いします(^^)いつもお読み頂き、ありがとうございます！！！ (2020年11月18日 3時) (レス) id: 66cf8210b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 更新楽しみにしてました♪くっついた2人も可愛くて仕方ないです！続きを楽しみに待ってます。更新がんばってください〜♪ (2020年11月6日 1時) (レス) id: a88a1c3fb8 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - ma5さん» ma5様〜♪お久しぶりです！いつも温かいご感想ありがとうございます(^^)hkygいいですよねぇ〜ﾆﾔﾆﾔ中々捨てきれなくてhkyg要素どうしても入れたくなっちゃいます〜笑癖になって頂けたなら、もっと盛り込んでしまいましょうか...ムフフ笑いつもありがとうございます♪ (2020年9月30日 1時) (レス) id: 66cf8210b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぞみ
| 作成日時：2020年7月22日 2時
