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外からザワザワ聞こえてくる音で、俺は目を覚ました。
まだこの段階では、今俺がどんな状況にいるのか全く気づきもしない。
机に突っ伏していた体をゆっくりと起き上がらせて伸びをした。
ずっと同じ体制で寝ていたから、首や背中が痛む。
あくびをしながらもう一度伸びをしたその時。
職員室の壁にかかっている時計と目があった。
短い針がちょうど10を指しているのを目にし、俺は椅子から飛び跳ねるようにして立ち上がった。
やってしまった...！
俺は大慌てで、騒がしい運動場に向かって足を回転させる。
監督にはなんて説明すれば良いだろうか。
ああ...ホントにやらかしてしまった。
もう俺、顧問外れるかもな。
俺は泣きたくなりながらも、怒られる覚悟で監督の元へと足を進めた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
優「監督...！」
試合の様子をジッと眺める監督の横顔に向かって、
少々声を張って名前を呼んだ。
ゆっくりとこちらに顔を向ける。
俺は鼻に息をめいっぱい吸い込んで、腰を90度に折り曲げた。
優「申し訳ありっ...「体調は大丈夫かね？」
優「...へ？」
監督の思わぬ言葉に耳を疑った。
監「ジェシーから話は聞いたよ。大変だったなあ。寝てないんだろう？」
そう言って監督は微笑んだ。
その柔らかい表情に、俺の固まっていた体もゆっくりと緩み始める。
きっと今の俺の表情は、安堵に包まれているに違いない。
優「いや、でもすみません...！ご迷惑おかけして...」
監「気にすることはないよ。むしろ...」
そう言って監督は顔を前に向けた。
俺も一緒になって運動場に目をやると、
敵の選手を華麗に抜いてボールを運ぶアイツの姿が映った。
汚ったない下手くそな縫い目がここからでも見える。
今更ながらよくあんな物を着たなと感心する。
監「アイツは強いな」
監督はただ一言そう言った。
もしかして監督はジェシーのこと、知っていたのか...？
俺はこの3ヶ月、何も気づいてやれなかった。
しかも俺の方がアイツといた時間は、長かったはずなのに。
唇を噛み締めた。
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のぞみ☆(プロフ) - akkorin317さん» 初めまして〜！コメントありがとうございます！私も同じくジェシゆご大好きマンです...ジェシーさんには一生優吾様のヒーローとでも言いましょうか...とにかくずっと一緒にいて欲しいですね！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2020年1月8日 22時) (
レス) id: eb2c41acc4 (このIDを非表示/違反報告)
akkorin317(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく、ひやひや、もどかしいぃ〜とかなりながら読んでおります。鈴木先生の件はジェシーちゃん来てー！と心から願わずにはいられませんでした。ジェシゆご大好きマンなので、これからも楽しみにしています。 (2020年1月8日 7時) (レス) id: 05790d9b4e (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - sailさん» sail様〜！いつもいつも嬉しいお言葉ありがとうございます...sail様の生活に貢献できてわたくしは幸せでございます！最高のじぇしゆごをお届けできるよう頑張りますので、どうか今年もよろしくお願いいたします^^*) (2020年1月8日 6時) (レス) id: eb2c41acc4 (このIDを非表示/違反報告)
sail(プロフ) - 明けましておめでとうございます！昨年はのぞみ様の小説のお陰でじぇしゆご的に超充実した一年でした！センチメンタルも�眞論萓犬肇献Д昂�のもどかしい距離に悶えながら、毎度のご更新を滅茶苦茶楽しみにしています。今年も陰ながら応援しております…！！ (2020年1月2日 18時) (レス) id: 3614506dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぞみ
| 作成日時：2019年12月22日 20時
