センチメンタル (ページ6)

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優「.....んっっ！？」

！？

俺の思考が停止した。

急に腕を掴まれて引き寄せられたと思ったら...

何かが口に当たる感覚...

これは....？

キ......

それがわかった瞬間、俺は思いっきり左手でアイツの胸を押した。

でも右腕はまだ掴まれたまま。

優「や、やめろよ！！！何すんだよ！！！」

意味がわからない。

なぜこいつは俺にキスなんかするのか。

優「離せよ！！！」

まだ掴んでいる腕を無理やり引き剥がした。

さっきからこの部屋には俺の声しか響いていない。

優「お、お前黙ってねーで何かいえよ！！！」

そう言うと....

ジ「ーーーから....」

ボソッとあいつの口が動いた。

優「は？聞こえねーよ！」

ジ「先生が.....ムカつくから....」

ムカつく.....？

それはこっちのセリフだ。

散々気を使ってやったのになんなんだコイツは！

だいたい俺が何をしたって言うんだ。

優「は？何がムカつくんだよ...言ってみろよ！！！

キスするなんて...嫌がらせにも程がある！！！」

ジ「嫌がらせ....？」

優「は？それ以外に何があ....」

俺が喋っている途中でアイツは立ち上がり、部屋を出ていこうとした。

優「待てよ！！！」

そう言ってもあいつの足は止まらなかった。

マジでなんなんだよアイツ！！！

ふざけんなっ！！！

まだアイツとのキスの感覚が妙に唇に残っていて、それが嫌で唇を拭った。