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「�眞論萓犬和猟瓦琉�い生徒がいたらすぐに対応できるように、生徒の様子をしっかりと見ていてください。」
優「あ、はい...」
....え、俺の仕事ってそれだけ！？！？
朝、体育の先生それぞれに仕事(得点とか、スターターピストルなどなど)が振り分けられている中で、俺は....つまり何もしなくていいということなのか！？
じゃあなぜ今俺はここにいる？
そりゃあ生徒の様子を見ることは大切だ。
けどそれって体育の先生じゃなくたってできることだ。
初めての体育大会ということで、先生達は気を使ってくれたのだろうか...
まぁいいか。
ずっとテントの下の椅子にでも座って競技を見よう...
っていうか俺、仲良い先生いない....
今更感。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
スーツからジャージに着替え外に出る。
天気は普通に晴れだった。
きっとこれから温度が上がっていくに違いない。
一応持ってきたキャップを深く被り直した。
生徒はまだ全然いないようだった。
あと10分で開会式だけど大丈夫なのか...？
この学校は先生も含め時間にルーズな人が多いのだろうか。
そんなことを考えながら、昨日準備したテントに向かう。
ん.....？
5つくらい、大きなテントが並んでいるその隣に誰かがもう1つテントを立てようとしていた。
それも生徒が。
え、勝手に立てて大丈夫なのか？
一応聞くだけ聞いてみようとそちらに向かって足を動かした。
優「おーい、勝手にテント立てて大丈夫な....って...樹っ！！！何やってんだよお前！！！」
1人必死でテントを組み立てる後ろ姿に話しかけると...
なんとそこに居たのは樹だった。
樹「お！優吾っち！おはよ〜！」
優「おはよ〜じゃねーよ！こんな所にテント作って大丈夫なのか！？」
樹「あー大丈夫大丈夫！それより先生手伝ってよ！」
大丈夫大丈夫って.....
優「は！？やだわ！」
まだ始まってもないのに、こんなことで樹みたいに汗をかきたくない。
樹「えーケチだなー先生〜」
そうブツブツいいながらもちゃんと手は動かしていた。
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作者名：のぞみ
| 作成日時：2019年11月28日 13時
