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アイツと変な約束をしてしまって一週間後。
ついに明日は体育大会。
今日の授業は午前で終わりで、午後は明日の準備活動。準備といっても、テントを張ったり、使うものを出したりするだけ。
1年のサッカー部と野球部が準備活動を頼まれていたが(顧問だから手伝わないといけない)、やることは特になかったのであっという間に終わった。
さてと、松村を迎えに行くか...
職員ロッカーに戻り、めんどくさいけどジャージからポロシャツに着替える。
職員室に戻ると、チラホラ先生たちが残っているだけで、ほとんどの先生が帰宅していた。
定時まであと2時間あるけど、体育大会の日は考慮されているのだろう。
さすが私立だ。
3階まで階段を登り、北斗の教室のドアに手をかける.....が、
優「は、え？なにこのドア...壊れてんの？」
右にスライドしたドアが途中で止まった。
力を入れてもビクともしないので、諦めて後ろのドアの方に回った。
優「北斗ーお待たせ！行くか！」
既に立ち上がっている北斗に話しかける。
....あれ？
声をかけても反応がなかったので、北斗の顔を覗き込むようにしてどうしたのかと尋ねると、
北「今日は.....やめます...」
それだけ言って教室を出て行ってしまった。
突然のことで驚いたが、慌てて俺も教室の外に出て彼の名前を呼ぶ。
でも北斗は止まらずに走り去っていった。
何かあったのだろうか。
それとも...やっぱり怖くなったとか...？
最近、硬くなっていた身体の力もだんだんと抜けてきて調子良かったんだけどな...
それにアイツ、楽しそうだったし...
あともう一歩って所なんだけど...
やっぱりトラウマってなかなか克服できないもんだよな。
今日は諦めてまた違う日に誘ってみよう。
そう前向きに考えながら駐車場に向かった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
車に乗り込もうとドアに手をかけようとしその時、
「�眞論萓検�」
なんだか聞いたことのある声...
優「あ...どうもこんにちは〜」
振り返ると宮原先生が立っていた。
相変わらず美人だ。
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作者名：のぞみ
| 作成日時：2019年11月28日 13時
