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今日は運良く放課後の練習が自主練であったため、1時間だけ生徒の様子を見た後、職員室に戻ろうとした....ところを樹と慎太郎に捕まった。
樹「あれ？先生帰るんっすか？」
優「あ、おう！ちょっとな！」
慎「えーーなになにーー彼女ーーーー？ﾆﾔﾆﾔ」
ニヤニヤしながら慎太郎は俺を見てくる。
優「ちげーわボケ！....じゃあ、あとは頼んだからな！」
慎太郎と絡んでると長くなるから、さっさと話を終わらせてその場を後にしようと彼らに背を向けた。
その瞬間、パチッと誰かと目が合った。
30メートルくらい先にボールを脇腹に抱えて立っている巨人。
ジーッと見つめてくる視線に耐えきれず、俺は目を逸らしてしまった。
なんなんだ....あの何か言いたそうな顔は.....
少し気になったけど、職員室までの道のりを走っている間にそんなことは忘れていた。
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優「悪い！遅くなった！」
駐車場に繋がるドアを通り抜けると、彼の背中が見えた。
北「別に大丈夫です」
優「悪いな！今鍵開けるから」
自分の車の鍵を開けて、車に乗るよう促す。
松村がシートベルトをつけたのを確認してから、車を発進させた。
優「松村、今日用事とかなかったわけ？無理やり誘うような形になっちゃだけど...」
北「別にないです」
優「そう？ならなかったけど...って言うか待ってる間何してたんだよ？」
北「宿題です」
優「な！お前は偉いな！さすがだ！」
そう言って北斗の髪をクシャッと掴むようにして撫でた。
って.......俺何してんだよ！！！！
こんなこと人にした事ねーーぞ！？！？！？
自分の行動に驚きすぎて軽くパニック状態だった。
優「こ、このことは内緒にしなきゃな！？特に慎太郎とかさ...！」
慎太郎にこのことがバレたら、俺は殺されるかもしれない....
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作者名：のぞみ
| 作成日時：2019年11月28日 13時
