47／ジェシーside ページ1
ジェシーside
その袋の中には、メンバー一人一人の名前が記された、お守りのようなものが入っていた。
まさかアイツ...これ全部1人で...？
鋭利なもので胸を裂かれたような痛みを感じた。
アイツがここまで俺たちのことを考えていたなんて、思いもしなかったから。
きっと俺たちが優勝して、全国に行くと思ったのだろうか。
名前の反対側には、"全国優勝"と記されていた。
なのに俺...あんな酷いこと....
ますます胸が苦しくなった。
その時、俺は謝ろうと決意した。
まずはみんなに。
−−−−−−−
みんなが掃除をし終わって、一息休憩をしている時、俺はみんなの目の前に立った。
ジ「あのさ.......」
ボソッと呟くと、みんな一斉にこちらを見る。
一気に緊張感が高まった。
ジ「その...この前は悪かった。勝手なことばっかり言って...ゴメン」
そう言って深々と頭を下げる。
すると、体育館中に誰かの笑い声が響き渡った。
驚いて顔を上げる。
樹「...ﾊﾊﾊｯｯ!!!お前さ...今更かよ！おせーんだよ！」
そう言って樹は笑いながら俺の肩を叩いた。
ジ「え...」
メ「お前ホント素直じゃないよなー！」
メ「あー待ちくたびれた！」
驚いて固まる俺をみんな笑顔で見つめていた。
許したってことか？
樹「何ボーッとしてんだよ！もうみんな許したってことだから！方の力抜けって！...あ、でも俺はまだ許してないからなー」
樹の言いたいことは分かった。
ジ「その事なんだが...樹、俺どうすればいいかわからねーんだよ。だから....教えてくれ」
樹「もー早く言えよな！たまには頼れよ俺を！俺たち親友だろ？」
ジ「...ありがとう、樹...」
俺なんかが親友でいいのだろうか。
樹「初めてジェシーにありがとうって言われたー(泣)
っよっしゃぁぁぁああああ！！！！！！！」
ジ「意味わかんねー」
意味わからないけど、やっぱり樹は良い奴だ。
改めて樹と友達になれて良かったと思う。
しばらく俺達は、試合で勝利した時のような高揚感に浸っていた。
だから俺は、背後からの冷たい視線に全く気づかなかったのだ。
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のぞみ☆(プロフ) - sailさん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございます！素直になるのはいつのことやら....笑最終章では新たな人物が登場します！これからもお付き合い下さい<(_ _)> (2019年6月11日 8時) (
レス) id: e4012d2b36 (このIDを非表示/違反報告)
sail(プロフ) - 連日更新、超嬉しいです！！「ジェシー先輩〜もうベタ惚れじゃないか〜素直になれよ〜(*^ω^*)www」と悶えてしまう最近の展開…最高です。これからも楽しみにしています！ (2019年6月10日 20時) (レス) id: 59b2054132 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - sailさん» コメントありがとうございます！レアなジェシー先輩見せちゃいますよー笑一気読み嬉しいです！更新遅いですが待っていてください！ (2019年6月4日 10時) (レス) id: e4012d2b36 (このIDを非表示/違反報告)
sail(プロフ) - 一気読みしました！ほんとに胸キュンです！！クールなジェシー先輩、デレたら別人のように甘々になりそう〜笑。更新をワクワクしながら待っております！ (2019年6月3日 1時) (レス) id: 1d326e3205 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - owo_cn_158さん» またまたコメント嬉しいです！もっとキュンキュンさせちゃうように頑張ります！笑北斗くんという爆弾をぶっ込みます！そして北斗くんの影響力はヤバイです... (2019年5月22日 7時) (レス) id: d95b49223d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぞみ
| 作成日時：2019年5月18日 9時
