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ｳｯ...ｳｯ...と下を向いた猫から嗚咽が聞こえたと思うと、弾けるように猫は大きな口を開けて泣き始めた。
優「うあﾞぁあ あﾞぁあぁﾞああぁん！！！」
でかい泣き声に嫌気がさす。
この泣き顔をみたら、普段なら悪かったと謝ってしまうが、今日はそうはいかない。
ジ「うるせぇいちいち泣くな！」
そう言い放てば、猫はさらに大きな声で泣き始めた。
泣けば許してもらえると思うなよ...
俺は一貫して無視を続けようと思ったが、ゴンゴン！と荒々しく壁が叩かれる音が聞こえ、はたとこの部屋は壁が薄いのだと思い出した。
ジ「泣くな」
慌てて猫の口を自分の手で塞ぐ。
優「ゔーーーゔーーーー」
ポロポロと零れ落ちる涙が俺の手を伝う。
生暖かいそれを感じて、罪悪感が芽生え始めた。
猫が落ち着いて、俺の胸に飛び込んできた時には、自分から猫の背中に腕を回し後頭部を撫でていた。
ジ「...悪かったよ」
結局謝ってしまう俺。
じぇしぃと俺の名前を呼びながら頭を擦り寄せて来た時に香る、いつもと違うシャンプーの匂いに鼻をつまみたくなったが、我慢した。
優「...zzZ」
ジ「寝たのかよ...」
下から聞こえる猫の寝息。
それを聞いてホッと、一安心した。
まだ猫はここにいる。
次の日−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
優「あのね〜」
ジ「は？」
優「北斗が構ってくれなかったから...」
ジ「え、何の話」
朝、ムクっと起き上がった猫は、俺と目が合うなり突然口を開いた。最初は寝ぼけているのかと思ったが、どうやら意識はあるらしい。
優「北斗がね〜、新しく来た犬さんのお世話ばっかりするようになって、前はおれとお風呂に入ってたのにその犬さんと入るようになったんだ...」
ジ「...で？」
優「ごはんもね〜、前は魚ばっかり買ってきてくれたのに、犬さんの好きな肉を買ってくるようになって...」
ちょっと寂しかったの...と、猫は呟いた。
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のぞみ☆(プロフ) - ひかるさん» こんばんは〜☆ひかる様にハマっていただけるとはっ...！！！(泣)本人にやって頂けたら、始まって5秒で死にます笑こち猫が泣いている所は、小さい子供が泣いている様子を想像して頂けたらありがたいです笑こちらこそ！いつもコメントありがとうございます！(*´ω｀*) (2020年7月8日 0時) (
レス) id: 86babafb12 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - お久しぶりです。センチメンタルも大好きなんですが、こち猫にハマり中です。ぜひ本人たちでドラマやってほしい笑！タイガと樹も登場で胸熱です。個人的にこち猫の泣きだす所が大好きです。これからも更新楽しみにしています。癒しをありがとうございます！！ (2020年7月6日 23時) (レス) id: a3814309cf (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - とまこさん» とまこ様！いつもありがとうございます(´∀｀*)とまこ様の癒しになっているとの事、嬉しく思います(^^)もし何かリクエストがございましたら、いつでも仰って下さいね♪こちらこそよろしくお願いします！ (2020年6月17日 15時) (レス) id: 86babafb12 (このIDを非表示/違反報告)
とまこ(プロフ) - のぞみさま！とっても可愛いお話をありがとうございます(*･ω･)癒されながら読ませていただいています♪センチメンタル続編と同時進行で書いておられて、のぞみさまの語彙力と表現力に圧倒されています。これからも大切に読ませていただきますね(･ω･* ) (2020年6月16日 1時) (レス) id: b87c68692d (このIDを非表示/違反報告)
Sua(プロフ) - のぞみ☆さん» そうだったのですね！いつかまた読めることを楽しみにしています(*^^*) (2020年5月31日 0時) (レス) id: f218de8fd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぞみ
| 作成日時：2020年5月11日 22時
