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ジ「お前さぁ...」
はぁ...とため息が零れる。
食材無駄にしやがって...
ジ「こんなの食えるわけねーだろ！お前どんだけ醤油入れたんだよ...それに卵の殻！」
マジありえねーよ...と頭を抱えながら文句を言えば、目の前に立つ猫の顔がどんどん赤みを帯びていく。そして...
優「ジェシーのバカっ！！！」
目にいっぱい涙を浮かべてそう言い放った猫は、部屋から飛び出していった。
勝手にしろよ...と、飛び出していく後ろ姿を見た時はそう思っていたが、数分経っても泣き出しそうな猫の顔が頭にチラついては離れることなく、焦燥感ばかりが身体中を駆け回った。
あのクソ猫。世話かけやがって...
俺は猫を探すべく、外に飛び出した。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
やっぱりここだった。
公園のベンチの上で足を抱え、膝に頭をくっつけて小さく丸まっている猫。ゆっくりと近づけば、猫から咽び泣くような嗚咽が聞こえた。
ジ「おい猫」
そう声をかければ、分かりやすく猫の肩がピクっと動いた。でも猫は顔を上げない。
ジ「ほら、さっさと帰るぞ」
優「...ヤダ！」
猫の腕を掴んで連れていこうとすると、凄い勢いで振りほどかれた。
ジ「めんどくせぇ猫だな...」
舌打ちをすれば、だってジェシーが...！と顔を上げて真っ赤な目で俺を睨んでくる。
優「ジェシーに喜んでもらいたかっただけなのに...それなのにジェシーが酷いこと言うんだもん...！」
うﾞぁﾞぁﾞぁﾞぁﾞん！！！と声を荒らげ、ひどい顔で
また泣き出す猫。
ジ「......」
確かに、俺を途中まで迎えに来るほど猫は張り切っていたように思う。その張り切っていた理由が、俺を喜ばせたいからだなんて。
...少し言い方がキツかったかもしれない。
ジ「悪かったよ。だから帰ろう」
Tシャツの裾で、猫の涙を拭いてやる。
優「...ちゃんと食べてくれる？」
ジ「......」
食べるよ...と小さく呟けば、猫は嬉しそうな笑顔を浮かべた。
優「じゃあ帰ろっか！」
ジ「お前が言うなよ...」
帰りにスーパーへと寄り、しょうがなく卵1パックを購入した。ありえないことに猫は、家にあった卵を全て使ってしまったと、普通な顔して暴露してきたのだ。
ジ「卵買ったらもう魚は買わねーからな」
優「...ケチ」
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のぞみ☆(プロフ) - ひかるさん» こんばんは〜☆ひかる様にハマっていただけるとはっ...！！！(泣)本人にやって頂けたら、始まって5秒で死にます笑こち猫が泣いている所は、小さい子供が泣いている様子を想像して頂けたらありがたいです笑こちらこそ！いつもコメントありがとうございます！(*´ω｀*) (2020年7月8日 0時) (
レス) id: 86babafb12 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - お久しぶりです。センチメンタルも大好きなんですが、こち猫にハマり中です。ぜひ本人たちでドラマやってほしい笑！タイガと樹も登場で胸熱です。個人的にこち猫の泣きだす所が大好きです。これからも更新楽しみにしています。癒しをありがとうございます！！ (2020年7月6日 23時) (レス) id: a3814309cf (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ☆(プロフ) - とまこさん» とまこ様！いつもありがとうございます(´∀｀*)とまこ様の癒しになっているとの事、嬉しく思います(^^)もし何かリクエストがございましたら、いつでも仰って下さいね♪こちらこそよろしくお願いします！ (2020年6月17日 15時) (レス) id: 86babafb12 (このIDを非表示/違反報告)
とまこ(プロフ) - のぞみさま！とっても可愛いお話をありがとうございます(*･ω･)癒されながら読ませていただいています♪センチメンタル続編と同時進行で書いておられて、のぞみさまの語彙力と表現力に圧倒されています。これからも大切に読ませていただきますね(･ω･* ) (2020年6月16日 1時) (レス) id: b87c68692d (このIDを非表示/違反報告)
Sua(プロフ) - のぞみ☆さん» そうだったのですね！いつかまた読めることを楽しみにしています(*^^*) (2020年5月31日 0時) (レス) id: f218de8fd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぞみ
| 作成日時：2020年5月11日 22時
