第2章・動かない紫色 ページ6
廊下を進んで、数分だった。また、さっきのような部屋に出た。
妙なガラス張りの小部屋が隅っこにある以外、何一つ変わりのない灰色のコンクリの壁。
先に行ったみんなもここで待っていてくれた。
sp「グルッペンさんと、Aさん…」
1番出口付近にいたショッピの声で、みんなは私達に気づいたみたい。
gr「待たせたな。」
tn「…チーノは？」
『…。』
私が黙っていると、グルさんは静かに首を横に振った。
tn「…そっか。」
sy「…俺らは俺らでこの部屋を調べとったけど、なんか隠れとる装置とかはなかったわ。」
gr「あぁ…」
ut「それでここの部屋にもまた…なんか、あるんやと思う。」
会話が途切れ、沈黙が流れる。
その雰囲気を切るかのように、再びブザー音が轟いた。
os「またこの音か…」
sp「画面映りましたね。」
《１つ目の部屋攻略おめでとうございます。
あなた方なら必ず突破できると確信していました。1人見捨てて、その命を引き換えにしてでも。》
『…っ。』
sp「Aさん、真に受けないでください…！本当のことを言ってるとは限らないっすよ。」
『でも…』
sp「はったりに決まってます！！ちーのがそんなんで死ぬわけないやないですか！」
私の肩に置かれた手は、少しだけ震えていた。
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S丸(プロフ) - Rinさん» ありがとうございます…！！（泣）すごく嬉しいです！！ (2021年3月2日 8時) (
レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - はぁ！初見(？)です！好きです！(唐突)本当に最高です...！ (2021年3月1日 21時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S丸 | 作成日時：2019年8月19日 23時
