・ ページ3
10分もすれば1度席を変えようと提案する先生に従い1つ後ろの席に着くと一目見て分かるようなギャルを感じる女の子が既に座っていた
「やっほーん。なにちゃん？」
『ノ・A』
「Aちゃん〜。よろしくね、あたしエリ！」
規則にギリギリ違反になるであろう茶髪の髪。アイラインをしっかり跳ね気味に描き涙袋まで。スカートを見ればしっかりと3回ほどは折っている。
GS「Aちゃん、何中？彦北中ではないよね？」
『うん、驪州中学校ってとこから』
GS「んー、なんか聞いた事ある。友達居た気がする〜」
机に肘を着いて考える素振りを見せるエリちゃん。陽気なエリちゃんと絡めばどれだけ私は内気で人見知りなのかをひしひしと感じてくる。
GS「あたしはね〜、彦州中なの！彦北のちょっと下ら辺にある中学校から！」
『じゃあ、お友達とかここに進学したの？』
GS「もちろ〜ん。あそこの席にいる黒髪のジミンって子と親友なんだけど他のクラスにもいるよ！」
まぁ、エリちゃんは1人で来たとしてもこの持ち前のトーク力とコミュ力ですぐ友達を作ってしまいそうだな…と思いつつ当たり障りのない会話を続けては席を交換して
エリちゃんの親友、ユ・ジミンちゃんと最後に話をしてから自身の席へと戻った。
数枚のプリントが配られた後はもう授業はないようで、HRをしてから放課後となった。
JN「Aちゃん、またね。」
黒のショルダーバッグを掛けて手を振ってくれたジェノくんにばいばいと手を振り返し友達も居ない私は1人で廊下に出て階段を降りた。
「Aちゃん！！」
後ろから声をかけられた気がして振り向けば茶色のスクバを持ったエリちゃんとジミンちゃん、そして見知らぬ男の子達がこちらを向いていた。
GS「Aちゃん今帰り？」
『うん』
GS「ジミン達と放課後カラオケ行ったりしようか話してたんだけどどうかな？Aちゃん予定なかったらなんだけど」
予想外。話した時に特に親しくなりました！って感じはしなかったものの放課後遊びに誘われる気なんて1mmもしてなかった。
ここで人見知り発動して、わざと用事があると言って帰ったらどうだろう。また変わらず明日から1人で、頑張って友達を作らなければならなくなる。
かと言って性格が違うであろうこの陽気軍団と遊んで時間の無駄だったな…と感じるのも嫌だと感じる。
03 : 少し親しい同じクラスの子→←02 : 努力をしてみる価値
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 693人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りー - 続きが楽しみです！更新待ってます！ (3月27日 18時) (
レス) id: 975e944383 (このIDを非表示/違反報告)
環奈(プロフ) - ドリーさん» すみません、ご指摘ありがとうございました。すぐオリジナルフラグ撤去させていただきました。>< (3月2日 9時) (レス) id: 5b5149c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
ドリー(プロフ) - すみませんオリジナルフラグが付いてますよ‼️ (3月2日 5時) (レス) id: 64f588d139 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：環奈 | 作成日時：2024年3月1日 23時
