10 : さくらんぼ味の飴 ページ14
JN「あれ、Aちゃん眼鏡だ 」
朝、少し眠気で頭が回らず席に着いていればジェノくんは教室に入ってきた途端にそう呟いた。
『寝坊しかけちゃって…』
起きた時間は家を出なければならない15分前で、健気に髪をセットする時間もなければメイクをする時間もなくて。
取り敢えず日焼け止めを塗り眉毛だけは描いて、髪の毛は生まれつきストレートな為親に感謝しながらも慌てて制服に身を包んだ。
JN「いつも可愛いけど、今の姿も新鮮かも。可愛いよAちゃん」
教科書を机の中に入れながらもこちらを向いて微笑んでくれるジェノくんは案外やり手なのかもしれない…。
『ジェノくん、そんなセリフどこで覚えたの…。女の子に慣れてそうだよ。』
思わず口にすれば目を見開きながらもくすくすと笑っていて
「やめてよAちゃん〜。ただ思ってることを口にしてるだけなのに」
ついさっきまで笑顔だったのに、唇を少し尖らせ拗ねている素振りを見せてきて
あぁ、ジェノくんは思っているよりも表情豊かなのかも…と新たに知ることが出来た。
『はいはい、ごめんね〜。拗ねたジェノくんには飴あげる。』
今朝ポケットに入れたチェリー味のキャンディーをジェノくんの机に置けば少し嬉しそうに口に含んだ。
続く
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りー - 続きが楽しみです！更新待ってます！ (3月27日 18時) (
レス) id: 975e944383 (このIDを非表示/違反報告)
環奈(プロフ) - ドリーさん» すみません、ご指摘ありがとうございました。すぐオリジナルフラグ撤去させていただきました。>< (3月2日 9時) (レス) id: 5b5149c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
ドリー(プロフ) - すみませんオリジナルフラグが付いてますよ‼️ (3月2日 5時) (レス) id: 64f588d139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：環奈 | 作成日時：2024年3月1日 23時
