豪華絢爛 (ページ16)

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조심해서 다녀와요 ページ16

【taeyong】

　『わぁ……』

珍しいものを見るかのように俺の頭を撫で続けるAちゃん。

태영「変？」

そういえば目を見開き首を横に振った。

　『ううん、なんだか新鮮でもあるけど本当に言っちゃうんだな…って実感してきて』

そう言うと共に大きな目がどんどん潤ってきては、一粒。また一粒ずつ涙が溢れてしまった。

태영「あぁっ、Aちゃん泣かないでよ〜。メイク落ちちゃうし最後くらい笑顔でいて欲しいのに〜笑」

そう言いながらもやっぱり俺自身も隠しきれない寂しさで視界がぼやけてきて

2人で少しの間抱きしめ合って涙を流した。

今思えばAちゃんは泣かない子だった。

デビューが決まり世界からどれだけ多くの避難をされても、LIVEでメンバーが泣こうと、

Aちゃんはいつも微笑んで周りを見ていた。

泣かないんじゃなくて泣ける場所がないんじゃないか、泣きたくても泣けない子なんじゃないかって当時はリーダーとしてもメンバーとしても一人の人間としても

ずっと不安だった1つ。時間が出来てから夜に"泣いていいんだから、泣いても寄り添ってくれる人しかnctには居ないんだよ"だなんて俺が泣きながら伝えれば

Aちゃんは泣くことなく、笑顔で「知ってるよ。てよちゃん、私は泣けないんじゃないよ。ただただ視界に映るのが幸せなことばかりで笑顔なの。」そう伝えてくれた彼女の涙を見るのは入隊前だなんて。

メンバー全員と会った時テイルヒョンが泣くと同時にAも釣られて泣いちゃって

そして髪を剃った今日も。

　『てよちゃんがいる此処が当たり前に感じてて、ずっと安心できる場所だったし笑顔で見送ってあげたいけれど…』

涙を拭きながらも一向に泣きやみそうな気配はないながらそう話してくれるAちゃんにまた俺は泣きそうで

顔を見られたくなくてきつく抱き締めれば彼女がどれだけ体型管理をしているのか伝わってきたし

ふわっと香るAちゃんの匂いは以前俺がプレゼントした香水で

スマホが使えないわけじゃない、一生会えないわけじゃない

そう思っててもメンバー全員にも思ってるけれどAちゃんと毎日会えない場所で生活するのは無理なんじゃないかって…

不安を胸に閉ざしてAちゃんの頭を撫でた。

태영「Aちゃん。よしよしね。」