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連れてこられたのは、地下にあった部屋。
中に入ると、壁は全て本棚で、隙間なく本が並んでいた。
ラウール「ここは…」
リョウヘイ「俺の研究室だよ。」
レン「研究室？」
リョウヘイ「うん。 確かこの辺に… あっ、あった。」
本棚を漁り、一冊の本を手に取ると戻ってきた。
表紙には3人の人物が描かれている。
コウジ「あれ？ これ、精霊？」
ラウール「あ、ほんとだ。 この人は、光持ってる。」
レン「こっちは、闇、か…？」
リョウヘイ「この人たちは、かつて魔法使いの頂点に立っていた人たちだよ。 左の光使いは“天使”、右の闇使いは“悪魔”、そして真ん中の精霊使いが“神”。」
コウジ「神？！ 俺神と同じ使いってこと？！」
ラウール「すごいコウジ君！」
レン「俺は悪魔で、ラウールは天使か。 すごいね。」
リョウタ「確かにすごいけど、喜べることではないよ。」
盛り上がる俺たち3人の会話にリョウタさんが加わる。
その顔からは真剣さが伝わってくる。
ラウール「どういうこと…？」
リョウタ「この3人は、さっき説明した東西戦争が起きてから行方不明なんだ。」
レン「行方不明…？」
タツヤ「いつどのタイミングで消えたかは分からない。 今どこで何をしているのかも、そもそも生きてるのか死んでるかも分からない状態。」
コウジ「そうなんや…」
ショウタ「それだけじゃない。」
ここで自己紹介依頼初めて、ショウタさんが口を開いた。
ショウタ「ありえないんだよ。 もうないんだから。」
コウジ「…と、いうと？」
ショウタ「3人の力は、3人しか使えない。 天使の光も、悪魔の闇も、神の精霊も、誰一人として3人以外で使える者は存在しない。 失踪したなら尚更のこと。 その力を継ぐ者がいないのに、千年も経て使える者が現れるなんて、ありえないんだよ。」
レン「……！」
この力は、使えるはずがない…？
レン「じゃあ、なんで俺たちは……」
ヒカル「それは分からない。 でも、魔物に狙われる可能性は上がるかもしれない。」
コウジ「魔物って？」
リョウヘイ「これだよ。」
そう言って別の本を取り出し、ページを開く。
描かれていたのは、人の形をした肌の黒い生物。
目は金色に光っていて鋭く、牙を剥き出す姿は、お世辞でもかっこいいとは言えない。
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夢幻姫(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。すみません、書きたいものをすぐに書いてしまう悪い癖がありまして、放置してしまいました…せっかく見つけて読んでくれていたのにすみません＿|￣|○ 近々続きを書きますので、もう少しお待ちください！ (8月9日 19時) (
レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんにちは。コメント失礼します。私は夢幻姫さんの別な小説を読んでいるものです。最近そちらの小説を書かれていないようなのですが、今後、お話は続いていくのでしょうか？夢幻姫さんのお話はどれも面白いので、もしそうだったら別なのを読みたいと思っています。 (8月9日 19時) (レス) id: c1ab638b45 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - 麻耶さん» コメントありがとうございます！頑張ります！是非楽しみに待っていてください！ (2023年5月11日 7時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
麻耶 - 続き待ってます！ (2023年5月10日 23時) (レス) id: 6a6eda54e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢幻姫 | 作成日時：2022年5月1日 18時
