・・・ ページ9
〜
レン「え…？」
も、って…
レン「でも俺たち、自分が何使いなのか分からなくて…」
リョウタ「大丈夫、難しくないから。 じゃあまず、ラウール君から。」
ラウール「あ、はい…」
ラウールは一歩前に出て、それを後ろからリョウタさんがラウールの手を握る。
リョウタ「いい？ 目を閉じて、体の中心を探して。」
ラウール「中心？」
リョウタ「もし違う何かを感じ取ったら、そこが魔法の発生源、魂。 そこに集中して、魂の色、形、それを頭で覚える。 その時に、言葉が出てくるから、それを口に出して。 それがラウール君の魔法だよ。」
ラウール「違う、何か…」
目を閉じて魂を探すラウール。
しばらくして、見つけたのか、目を開いた。
そして…
ラウール「‘光よ’！」
ｷﾗｯ
ラウールの手から、白い光が出た。
ラウール「わ！できた！」
コウジ「すげー！」
ラウール「光って言葉が出てきたから、僕は光使い？ っ…」
そう問いかけるが、リョウタさん含め6人全員が複雑な顔を浮かべた。
ラウール「あ、あの…？」
リョウタ「…あ、ああ… うん、そう、だね。」
曖昧な返事をするリョウタさん。
何か、問題でもあったのかな…？
リョウタ「じゃあ次、レン君。」
レン「はい。」
リョウタ「説明はさっきラウール君のを聞いたよね？ 探してみて。」
レン「はい。」
魂に集中できるように、ラウールと同じく目を瞑る。
魂…違う何か…違う、何か…
すると、何かを感じた。
黒く、暗い、塊が、永遠と続く場所。
これを、言葉に表すなら…
レン「‘闇よ’。」
ｽﾞｫﾝ…
レン「わっ！！」
手から出たのは、今さっき感じ取った黒い塊。
炎のように広がり、水のように流れて消えた。
ラウール「闇…？」
レン「うん… …、」
振り向くと、ラウールの時同様、6人は複雑な顔。
リョウタ「…次、コウジ君、やってみて。」
コウジ「あ、ははい…！」
コウジは前に出て、同じように目を瞑る。
しばらくして、目を開く。
コウジ「‘精霊よ’！」
ﾋﾗ…
コウジの手から、小さな人が現れた。
コウジ「わ、かわええ！」
レン「精霊…」
リョウヘイ「3人とも！」
っ！！
突然大声でリョウヘイさんに呼ばれる。
リョウヘイ「着いてきてっ」
ラウール「え、はい…」
コウジ「やっぱり、あかんやつ？」
レン「どうだろう…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢幻姫(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。すみません、書きたいものをすぐに書いてしまう悪い癖がありまして、放置してしまいました…せっかく見つけて読んでくれていたのにすみません＿|￣|○ 近々続きを書きますので、もう少しお待ちください！ (8月9日 19時) (
レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんにちは。コメント失礼します。私は夢幻姫さんの別な小説を読んでいるものです。最近そちらの小説を書かれていないようなのですが、今後、お話は続いていくのでしょうか？夢幻姫さんのお話はどれも面白いので、もしそうだったら別なのを読みたいと思っています。 (8月9日 19時) (レス) id: c1ab638b45 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - 麻耶さん» コメントありがとうございます！頑張ります！是非楽しみに待っていてください！ (2023年5月11日 7時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
麻耶 - 続き待ってます！ (2023年5月10日 23時) (レス) id: 6a6eda54e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夢幻姫 | 作成日時：2022年5月1日 18時
