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リョウヘイ「あ、こんなところにいた…!」
ラウール「、リョウヘイさん…」
しばらくその場にいたら、リョウヘイさんが現れた。
そっか、今から特訓…
ラウール「ご、ごめんなさい…!」
リョウヘイ「いや、いいよ。 広いしここでやろうか。」
ラウール「はい!」
リョウヘイ「じゃあまず、俺の魔法を見せようかな。」
リョウヘイさんは杖を取り出した。
空に掲げて、何やら先を動かす。
リョウヘイ「……‘星よ、降れ’。」
そう言った途端、一つの星がキラキラと輝き、こちらに向かって降ってきた。
ラウール「え、わわ…! ひ、‘光よ、守れ’!」
俺は慌てて魔法を使って防御する。
光の膜を弾いて、星はパキッ、と音を立てて砕けた。
ラウール「はぁ…」
リョウヘイ「ごめん、怪我はない…?!」
ラウール「は、はい!大丈夫です!」
リョウヘイ「ならよかった… これが、俺の魔法だよ。 星を操って、攻撃したり、守ったりするんだ。」
砕けた星のカケラをつまみ、小瓶に入れた。
ラウール「星、消えちゃいませんか…?」
リョウヘイ「消えないよ。 本当に星を使っているわけじゃなくて、星の生命を借りてるんだ。」
ラウール「生命…?」
リョウヘイ「いわゆる、エネルギーだね。 この杖で星に、エネルギーを借りていいか聞くんだ。 そして、いいよって言ってくれた星から、ほんの少し借りて操作するんだよ。」
ラウール「なるほど…」
リョウヘイさんは話しながら、辺りに散らばるカケラを集めては小瓶に入れた。
ラウール「借りるってことは、返すんですか?」
リョウヘイ「うん。 今みたいに砕けた星があるでしょ? それを集めて、この小瓶に詰めて… よし、全部拾えたかな。」
小瓶を両手で優しく握りしめると、緑色に輝き始めた。
リョウヘイ「‘ありがとう、空へおかえり’。」
そう言うと、小瓶を空高く投げた。
カケラだった星が一つになり、小瓶から抜け、空へと戻っていった。
落ちてきた小瓶を受け取り、ポケットにしまう。
リョウヘイ「俺の魔法はこんな感じ。 覚えてくれたかな?」
ラウール「はい。」
リョウヘイ「ならよかった。 あ、これ。」
ポケットから何かを取り出し、俺に渡した。
白い雪の結晶のチャームがついたペンダントだ。
リョウヘイ「これをつけて、SnowManとして、一緒に頑張ろう。」
ラウール「はい!ありがとうございます!」
チャームを握りしめ、そう強く返事をした。
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夢幻姫(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。すみません、書きたいものをすぐに書いてしまう悪い癖がありまして、放置してしまいました…せっかく見つけて読んでくれていたのにすみません_| ̄|○ 近々続きを書きますので、もう少しお待ちください! (8月9日 19時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんにちは。コメント失礼します。私は夢幻姫さんの別な小説を読んでいるものです。最近そちらの小説を書かれていないようなのですが、今後、お話は続いていくのでしょうか?夢幻姫さんのお話はどれも面白いので、もしそうだったら別なのを読みたいと思っています。 (8月9日 19時) (レス) id: c1ab638b45 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - 麻耶さん» コメントありがとうございます!頑張ります!是非楽しみに待っていてください! (2023年5月11日 7時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
麻耶 - 続き待ってます! (2023年5月10日 23時) (レス) id: 6a6eda54e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻姫 | 作成日時:2022年5月1日 18時