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ヒカル「お前には、“勇気”が必要だと思っている。」
コウジ「、勇気……?」
ヒカル「魔法はな、勇気一つでだいぶ変わるんだよ。 攻撃魔法なんかは鋭くなるし、回復魔法もすぐできる。」
勇気、か…
でも…
コウジ「やっぱり、怖いです…いくら敵やからって、傷つけるのは……」
ヒカル「そっちも大事だけど、その勇気とは違う。」
コウジ「? …違う?」
ヒカル「お前に必要な勇気は、“相手を倒す勇気”じゃない。 “大切な人を守る勇気”だ。」
コウジ「大切な人を、守る…?」
ヒカル「そう。 もし今、俺が魔物に襲われそうになった、お前はどうする?」
コウジ「そりゃあ助けますよ! ヒカルさんが敵わない相手だろうと、ヒカルさんを守るために…! …あっ」
ヒカル「ほら、そういうことだ。」
そっか…
争いって、ただ傷つけ合うんやなくて…
自分たちの大事なものを守るためにするんや…
俺たちが国を守りたいのと同じように、
向こうにも、守りたいものがあって……
ヒカル「それが分かったなら、一歩進めたな。 これを渡しておくよ。」
コウジ「、これ…」
渡されたのは、オレンジ色の雪の結晶がついたペンダント。
SnowManの印の…
ヒカル「この闘いは、SnowManが受けた闘いだ。 この印を持つなら、お前もSnowMan。 争うのが嫌だと、怖いと言うなら、そのペンダントを返してもいい。」
コウジ「……」
ヒカル「コウジ、改めて聞くぞ。 お前は、西との決闘に、参加するか?」
そんなん…もう迷わへんっ……
俺はペンダントを首から下げ、チャームを握りしめた。
コウジ「しますっ… どんなに弱くても、西人やからって嫌がられても…大切なこの国を守るために、SnowManとして、闘いますっ!!」
ヒカル「…よしっ」
ヒカルさんは笑って、また俺の頭を撫でた。
ヒカル「指導はどんどん厳しくなるからな。」
コウジ「どんとこいです!」
ヒカル「よーしっ じゃあさっそく、10本の氷の槍を魔法だけで防御してみるか。」
コウジ「や、まだ1本もギリギリ……」
もしかしてヒカルさん、SnowManで1番怖いんやない…?
ダイスケさんとは違う恐怖があんねんけど……
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夢幻姫(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。すみません、書きたいものをすぐに書いてしまう悪い癖がありまして、放置してしまいました…せっかく見つけて読んでくれていたのにすみません_| ̄|○ 近々続きを書きますので、もう少しお待ちください! (8月9日 19時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんにちは。コメント失礼します。私は夢幻姫さんの別な小説を読んでいるものです。最近そちらの小説を書かれていないようなのですが、今後、お話は続いていくのでしょうか?夢幻姫さんのお話はどれも面白いので、もしそうだったら別なのを読みたいと思っています。 (8月9日 19時) (レス) id: c1ab638b45 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - 麻耶さん» コメントありがとうございます!頑張ります!是非楽しみに待っていてください! (2023年5月11日 7時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
麻耶 - 続き待ってます! (2023年5月10日 23時) (レス) id: 6a6eda54e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻姫 | 作成日時:2022年5月1日 18時