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この世にいなかったって…
ラウール「どういうこと…？」
イッセイ「僕たちは、生まれてからずっと一緒なんです。 僕が1番下で、みんなの輪に入ったのも最後。 でも歳とか関係なく、みんなで仲良く暮らしてたんです。 …でも、ある時街の人が襲ってきたんです。」
ラウール「え…？！ ひどい…何でそんなこと、！」
イッセイ「魔獣だから。」
ラウール「！」
イッセイ「僕たち魔獣は、人間にとって怖いモノで、消したい存在なんです。」
花を撫でる手は止めないが、顔が曇っていた。
イッセイ「怖くて、僕たち夢中で逃げて…でも、追いつかれちゃって…… もう、死んじゃうんだって思いました。」
ラウール「…」
イッセイ「でもそんな時に、先生が来たんです！ 僕たちを守るように前に立って…“まだ生まれたばかりでこの世を知らない。 自分が先生になってこの世の全てを教えるから傷つけないでくれ。”って。」
“この人は記憶がないんだ！ もし本当にセイジンでも、俺たちを襲う可能性は低い！”
“昨日からと日はほとんど経っていませんが、1日共に過ごしたのでわかります。 責任を持って、彼らの安全を保証します。”
リョウヘイさんが僕たちを守るために言ってくれた言葉を思い出した。
リョウヘイさんは、優しくて、でも情熱があって、
ラウール「すごい…」
リュウガ「だろ？！ 先生は凄い人なんだよ！」
ヒダカ「頭も良くて、わからないところはわかるまで丁寧に教えてくれる！」
タイショウ「先生が手当てしてくれた傷は痕も残らないんだ！ お医者さんでもあるんだよ！」
ナオキ「ダンスもすっごく上手で、ダンサーでもあるんだ！」
ユウト「俺たちのことを助けてくれた先生は、俺たちのヒーローなんだよ！」
イッセイ「だからいつか、恩返しのために先生を助けられるヒーローになるんです！」
「我ら、アラバスターヒーローズが！！」
またさっきと同じ決めポーズをする6人。
その顔は、強く、逞しく、凛々しい笑顔…
〜
ラウール「リョウヘイさん。」
リョウヘイ「ん？」
帰りの箒で、リョウヘイさんに話しかけた。
ラウール「僕、もう一つ目標ができました。」
リョウヘイ「目標？」
ラウール「はい。 東と西の壁を壊して…人間と魔獣の壁も壊した世界にしたいです。」
リョウヘイ「…うん、いい目標だね。 でもそのためには、西との決闘は免れられないよ。」
ラウール「はい、やりますっ」
あの子たちの笑顔が、守られるなら。
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夢幻姫(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。すみません、書きたいものをすぐに書いてしまう悪い癖がありまして、放置してしまいました…せっかく見つけて読んでくれていたのにすみません＿|￣|○ 近々続きを書きますので、もう少しお待ちください！ (8月9日 19時) (
レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんにちは。コメント失礼します。私は夢幻姫さんの別な小説を読んでいるものです。最近そちらの小説を書かれていないようなのですが、今後、お話は続いていくのでしょうか？夢幻姫さんのお話はどれも面白いので、もしそうだったら別なのを読みたいと思っています。 (8月9日 19時) (レス) id: c1ab638b45 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - 麻耶さん» コメントありがとうございます！頑張ります！是非楽しみに待っていてください！ (2023年5月11日 7時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
麻耶 - 続き待ってます！ (2023年5月10日 23時) (レス) id: 6a6eda54e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢幻姫 | 作成日時：2022年5月1日 18時
