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ミドルスクール〜


箒に乗せてもらって空を飛ぶこと十数分。

降りた場所は街の外れにある小さな丘の上。

周りが木の中、ポツンと一つだけ建物が建っていた。

リョウヘイ「ここがミドルスクールだよ。」

ラウール「ここが…」

「あ、先生来た!」

建物からそう声がしたかと思うと、6人の子供が一斉に走ってきた。

「先生! おはよう!」

リョウヘイ「おはようタイショウ、今日も元気だね!」

「先生見て! 前買ったクイズ本全部解けた!」

「俺も俺も! 間違えないで解けたよ!」

リョウヘイ「おお! すごいじゃんヒダカ!ユウト!」

すぐにみんなに囲まれるリョウヘイさん。

優しい笑顔で、優しい声で、生徒一人一人と丁寧に会話をしている。

…あれ? この子たち、少し見た目が……


「ねぇ先生、この人だれ?」

ラウール「、」

1人の生徒が僕の服の裾をつまむ。

「先生のお友達?」

「俺知ってる! 新しいSnowManの人!」

リョウヘイ「正解。 新しい仲間のラウールくんだよ。」

ラウール「あ、…ラウールです! よろしくお願いします!」

“仲間”…

そう言ってくれて、胸が熱くなった。


リョウヘイ「さあ、みんなも自己紹介して?」

「おう! 任せろ!」

1人がそう言うと、みんな一列に並んだ。

「アカヒーロー! タイショウ!」

「アオヒーロー! ユウト!」

「キヒーロー! リュウガ!」

「ミドヒーロー! ナオキ!」

「モモヒーロー! イッセイ!」

「ギンヒーロー! ヒダカ!」

「6人揃って、アラバスターヒーローズ!」

最後にみんなで決めポーズを取る。


ラウール「ヒーロー…?」

リョウヘイ「みんなのチーム名だよ。 いつもこうして遊んでるの。」

タイショウ「遊びじゃないぞ! いつか絶対この国を守るヒーローになるんだ!」

リュウガ「そうそう! 先生みたいな英雄になるんだ!」

ナオキ「大人になったらSnowManとSixTONESと一緒に悪い奴をやっつけるんだよ!」

ユウト「そのためにここで日々特訓をしてるんだ!」

ラウール「へー、すごいね。」

イッセイ「でしょでしょ?! …でもみんな、僕たちのこと頼ってくれないんだ……」

その言葉に、みんなが俯いた。

ラウール「…それは、なん、」

ヒダカ「しょうがないよ。 僕たち人間じゃないんだもん。」

聞こうとして、ヒダカくんがそう言った。

ラウール「人間じゃ、ない…?」

リョウヘイ「…この子達は、魔獣なんだ。」

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設定タグ:SnowMan , 魔法使いパロ   
作品ジャンル:ファンタジー
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夢幻姫(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。すみません、書きたいものをすぐに書いてしまう悪い癖がありまして、放置してしまいました…せっかく見つけて読んでくれていたのにすみません_| ̄|○ 近々続きを書きますので、もう少しお待ちください! (8月9日 19時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんにちは。コメント失礼します。私は夢幻姫さんの別な小説を読んでいるものです。最近そちらの小説を書かれていないようなのですが、今後、お話は続いていくのでしょうか?夢幻姫さんのお話はどれも面白いので、もしそうだったら別なのを読みたいと思っています。 (8月9日 19時) (レス) id: c1ab638b45 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - 麻耶さん» コメントありがとうございます!頑張ります!是非楽しみに待っていてください! (2023年5月11日 7時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
麻耶 - 続き待ってます! (2023年5月10日 23時) (レス) id: 6a6eda54e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢幻姫 | 作成日時:2022年5月1日 18時

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