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リョウタ「はぁっ…はぁっ…はぁっ……」
ヒカル「…リョウタ、どうした。 いつものリョウタらしくない。 体力を残しつつ、慎重かつ確実に魔物を仕留めるのがリョウタの強さのはずだ。」
リョウタ「はぁっ…はぁっ……」
ヒカル「攻撃の勢いに無理矢理乗っているから隙が…」
リョウタ「‘炎よ’！！」
ヒカル「っ！！」
ヒカルさんの言葉を遮り、リョウタさんが炎を放った。
ヒカルさんは氷で盾を作るが、突然のことで炎を完全には消せず、
辺りに炎の玉が散らばる。
そのうちの一つが、俺の方に向かってくる。
…ん？ 向かって？
コウジ「ちょわああっ！！」
リョウタ「っ？！」
ヒカル「コウジっ！！」
すると、咄嗟に前に出した手から精霊が飛び出した。
精霊が炎に息を吹きかけると、炎はみるみる小さくなって消えた。
コウジ「あ……」
ヒカル「コウジっ！！ 大丈夫かっ？！」
コウジ「えあ、は、はいっ！ 何ともないですっ！」
ヒカル「そうか、ならよかった…！」
コウジ「助けてくれて、ありがとうな。」
そう言うと精霊は、にっこりと笑って、スゥ…と消えていった。
リョウタ「コウジっ！！」
コウジ「、リョウタさん。」
リョウタ「ごめん、俺の魔法がっ…！！」
コウジ「大丈夫です！ 怪我とかしてないですし！」
リョウタ「だとしても、ごめんっ…」
コウジ「リョウタさん…」
頭を下げるリョウタさんの身体はボロボロで、少しふらついている。
ヒカル「リョウタ、今日はもうやめよう。 疲れてるんだよ、昼間のこともあるし。」
リョウタ「うん…ごめん……」
コウジ「あの、何してたんですか？」
ヒカル「稽古をつけてたんだよ。」
コウジ「稽古？」
リョウタ「ヒカルは騎士の家系の生まれでね、小さい時から剣術や武術、攻撃・防御魔法を仕込まれているんだ。」
コウジ「そうなんですか？！」
ヒカル「うん。 将来は王国のためになる騎士になろうって思ってて。 それでSnowManに入ったんだ。」
コウジ「なるほど。」
リョウタ「だからヒカルに、攻撃魔法の特訓の相手をしてもらってたんだ。」
ヒカル「昔からSnowManでよくやってたんだよ。」
コウジ「へー。」
ヒカル「でもいざやってみれば威力に負けて自分が着いていけてないし、挙句勢いに任せて無闇矢鱈に魔法使うし…」
リョウタ「ごめん…」
ヒカル「ちゃんとコントロールしないと、魂に乗っ取られるよ。」
リョウタ「うん、気をつける。」
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夢幻姫(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。すみません、書きたいものをすぐに書いてしまう悪い癖がありまして、放置してしまいました…せっかく見つけて読んでくれていたのにすみません＿|￣|○ 近々続きを書きますので、もう少しお待ちください！ (8月9日 19時) (
レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんにちは。コメント失礼します。私は夢幻姫さんの別な小説を読んでいるものです。最近そちらの小説を書かれていないようなのですが、今後、お話は続いていくのでしょうか？夢幻姫さんのお話はどれも面白いので、もしそうだったら別なのを読みたいと思っています。 (8月9日 19時) (レス) id: c1ab638b45 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - 麻耶さん» コメントありがとうございます！頑張ります！是非楽しみに待っていてください！ (2023年5月11日 7時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
麻耶 - 続き待ってます！ (2023年5月10日 23時) (レス) id: 6a6eda54e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢幻姫 | 作成日時：2022年5月1日 18時
