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赤サイド…
ｺﾝｺﾝｯ
ショウタ「はい。」
リョウタ「リョウタです。」
ショウタ「入れ。」
夕食の前、ショウタに部屋に来るように言われたから、食事を作って部屋に行った。
中に入り、ショウタの座る席の前に立つ。
リョウタ「話って、何？」
ショウタ「わかんだろ。 昼間のことだよ。」
リョウタ「、…」
ショウタ「なんで黙ってた。」
リョウタ「……」
ショウタ「リョウタ。」
リョウタ「……」
話せないでいると、ショウタは小さく息を吐いて、
ショウタ「…主人から付き人への命令だ。 なんで黙ってたか、言え。」
リョウタ「っ、」
普段は仕事なんてめんどくさいっていうくせに、こんな時ばっかり王子という立場を使うショウタは本当にずるい。
主人の命令は絶対な俺に、黙秘なんてできないよ。
リョウタ「…俺が旦那様に頼まれたのを、拒否したんだ。」
ショウタ「は？」
リョウタ「キョウヘイと遊んでいたことがバレて、会うのを禁止された時に、旦那様から聞いたんだ。 昼間話した、本当の理由を。」
ショウタ「おう…」
リョウタ「旦那様は、この事をショウタにも伝えるようにって言った。 でも、俺は、ショウタには言わないでって頼んだんだ。」
ショウタ「それは、なんで？」
リョウタ「…」
ショウタ「リョウタ。」
リョウタ「…ショウタが、悲しむと思って。」
ショウタ「俺が悲しむと思ったから、黙ってたのか？」
問いに対し、俺は頷いた。
ショウタ「んだよそれっ…」
リョウタ「ごめん。」
ショウタ「じゃあ俺は、何も知らずに今日までキョウヘイの事考えてたってことか？」
リョウタ「ショウタ…」
ショウタ「なんで黙ってたら、俺が悲しまないって思ったんだよ。」
リョウタ「……」
ショウタ「もっと前に伝えられていたら、俺は、あんな無責任なこと、キョウヘイに言わずに済んだじゃねぇかよ…！！」
ｶﾞｼｬｰﾝｯ‼︎
リョウタ「ショウタ…！！」
ショウタは勢いよく立ち上がり、机の上の電気を払い落とした。
電球が砕けて飛び散った。
リョウタ「ショウタ、落ち着いて…！！」
ショウタ「落ち着けるわけねぇだろっ！！ 俺1人馬鹿みたいに…！！」
リョウタ「黙ってたことは謝る！ 本当にごめん！」
ショウタ「…出てけっ」
リョウタ「ショウ、」
ショウタ「出てけっ！！ いいって言うまで顔合わせるなっ！！」
リョウタ「っ！！ …、かしこまりました。」
小さく礼をして、部屋を出た。
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夢幻姫(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。すみません、書きたいものをすぐに書いてしまう悪い癖がありまして、放置してしまいました…せっかく見つけて読んでくれていたのにすみません＿|￣|○ 近々続きを書きますので、もう少しお待ちください！ (8月9日 19時) (
レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんにちは。コメント失礼します。私は夢幻姫さんの別な小説を読んでいるものです。最近そちらの小説を書かれていないようなのですが、今後、お話は続いていくのでしょうか？夢幻姫さんのお話はどれも面白いので、もしそうだったら別なのを読みたいと思っています。 (8月9日 19時) (レス) id: c1ab638b45 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - 麻耶さん» コメントありがとうございます！頑張ります！是非楽しみに待っていてください！ (2023年5月11日 7時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
麻耶 - 続き待ってます！ (2023年5月10日 23時) (レス) id: 6a6eda54e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢幻姫 | 作成日時：2022年5月1日 18時
