検索窓
今日:47 hit、昨日:22 hit、合計:27,835 hit

・・・ ページ24




キョウヘイ「なら、こちらからも話させてもらおか。」

そう言うと、キョウヘイさんはリュウセイさんに何やら指示をした。

リュウセイさんは持っていたカバンから、一枚の紙を取り出し、ショウタさんの前に置いた。

ショウタ「…なんだよこれ。」

キョウヘイ「決闘状や。」

ショウタ「は…?」

キョウヘイ「改めて、お前らSnowManに闘いを申し込む。 日は半年後の月闇(つきやみ)の夜。 場所は西王国の闘技場。」

ショウタ「勝手に決めんなよっ」

キョウヘイ「そもそも国を二つに分けるよう指示して西人を追放したのはお前の先祖やろ。 そんなお前がいきなり仲直りしようなんて勝手なこと言うたんやないんか?」

ショウタ「っ、…」


…え?

キョウヘイさんの言葉に、SnowMan側は耳を疑う。


争いって、どっちから言ったわけでもないんじゃないの…?


ショウタ「何だよそれ…」

キョウヘイ「違うか? 俺はそう言われてたけど?」

ジョウイチロウ「俺らもな。」

ショウタ「そんなの知らねぇよっ なぁリョウタっ …リョウタ?」

リョウタさんに問うショウタさんの顔が固まった。

リョウタさんを見ると、悲しい、そんな顔をしていた。


ショウタ「なぁ、リョウタ…? そんなこと知らねぇよな…? 俺もお前も、ずっと一緒に勉強して、同じこと学んでたよな…? 東と西に分かれたのは、互いに承知の上だって… それの誓いのために壁を建てたって…」

リョウタ「……」

ショウタ「なぁ…!」

リョウタ「…… …ごめん。」

ショウタ「っ、…!」

タツヤ「リョウタ…?」


リョウタ「俺は、知ってた。 本当の理由を。」

ヒカル「本当って…」

リョウタ「彼らの言う通りだよ。 国は、ショウタの先祖が命令したことなんだ。 向こうの承諾を得ないで、西人を追い出した。 壁は、西人が入らないように東側が建てたんだ。」

コウジ「え…?!」

ラウール「そんな…!!」

じゃあ、向こうからしたら…

和解しようなんて提案は、どう考えてもおかしいよ…

無理矢理追い出しておいて今更仲直りなんて、許せる話じゃないじゃん…


キョウヘイ「もうわかったやろ? これがお前と俺の運命。 対立し続けるっていうな。」

ショウタ「……」

キョウヘイ「じゃあ、俺らはこれで帰らせてもらうわ。」

ダイスケ「っ、待てよっ!!」

席を立ち帰ろうとするキョウヘイさんたちを、ダイスケさんが止めた。

・・・→←第五話 本当の理由



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
119人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 魔法使いパロ   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夢幻姫(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。すみません、書きたいものをすぐに書いてしまう悪い癖がありまして、放置してしまいました…せっかく見つけて読んでくれていたのにすみません_| ̄|○ 近々続きを書きますので、もう少しお待ちください! (8月9日 19時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんにちは。コメント失礼します。私は夢幻姫さんの別な小説を読んでいるものです。最近そちらの小説を書かれていないようなのですが、今後、お話は続いていくのでしょうか?夢幻姫さんのお話はどれも面白いので、もしそうだったら別なのを読みたいと思っています。 (8月9日 19時) (レス) id: c1ab638b45 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - 麻耶さん» コメントありがとうございます!頑張ります!是非楽しみに待っていてください! (2023年5月11日 7時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
麻耶 - 続き待ってます! (2023年5月10日 23時) (レス) id: 6a6eda54e2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夢幻姫 | 作成日時:2022年5月1日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。