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レン「なぁ、ここがどこだかわかる？」
ラウール「え？ んー… ううん、全然。」
コウジ「他に、覚えてることは？」
ラウール「…わかんない、全然思い出せない。」
コウジ「そっかぁ…」
ラウールも同様、自分の名前以外の記憶はないらしい。
これで俺たちは、一切の情報を失ったことがわかった。
コウジ「これからどうしよかぁ…」
レン「難しいね。」
ラウール「一緒にいたってことは、僕たち知り合いなのかな？」
レン「その可能性は低くないね。 でも、全然思い出せない。」
コウジ「あとは何かあるかなぁ… ちょっとでもええから何か思い出せたらなぁ…」
ラウール「歳は？」
コウジ「分からん。」
レン「血液型。」
ラウール「うーん…」
コウジ「誕生日とか？」
レン「いつだったっけ…？」
全員「うーん…」
3人で頭を抱える。
と、どこからか音が聞こえた。
ラウール「ん？ なんだろう、この音…？」
レン「風、か？ それにしては、木が全然揺れてない…」
コウジ「なぁ、なんか、こっちに向かってへん…？」
コウジの指差す方を見ると、何やら二つの影がこちらに向かってくる。
近づくにつれシルエットがはっきりしてきた。
1人は裏地が赤い薔薇の黒いマントを羽織った男。
もう1人はフードのついた深緑色のローブを着ている男。
いずれも箒に跨っている。
…ん？ 箒？
薔薇「いたいた。 君たち、大丈夫かい？」
ローブ「どこか怪我はない？」
2人は俺たちの前で止まり、ひらりと華麗に箒から降りた。
コウジもラウールも、もちろん俺も、
目の前の光景にポカーンとしている。
ローブ「あれ？ もしもーし？」
レン「あ、あああえっと…！ 怪我は、ないです… ただ、記憶が曖昧で…」
ローブ「記憶？ 覚えてることを教えて。」
レン「みんな、自分の名前しか覚えてないんです。 俺はレン。」
コウジ「コウジいいます。」
ラウール「僕はラウール。」
ローブ「レン君、コウジ君、ラウール君ね。 俺はリョウヘイ。 こっちはリョウタ。」
リョウタ「リョウタです。 ごきげんよう。」
リョウヘイさんは俺たちの名前をメモ帳に書き留め、
リョウタさんは丁寧にお辞儀をする。
第一印象は、真面目と紳士。(これらの言葉は知ってた)
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夢幻姫(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。すみません、書きたいものをすぐに書いてしまう悪い癖がありまして、放置してしまいました…せっかく見つけて読んでくれていたのにすみません＿|￣|○ 近々続きを書きますので、もう少しお待ちください！ (8月9日 19時) (
レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんにちは。コメント失礼します。私は夢幻姫さんの別な小説を読んでいるものです。最近そちらの小説を書かれていないようなのですが、今後、お話は続いていくのでしょうか？夢幻姫さんのお話はどれも面白いので、もしそうだったら別なのを読みたいと思っています。 (8月9日 19時) (レス) id: c1ab638b45 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - 麻耶さん» コメントありがとうございます！頑張ります！是非楽しみに待っていてください！ (2023年5月11日 7時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
麻耶 - 続き待ってます！ (2023年5月10日 23時) (レス) id: 6a6eda54e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢幻姫 | 作成日時：2022年5月1日 18時
