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タツヤ「うっそ、マジ?!」
ダイスケ「キョウヘイって、あのキョウヘイ?!」
コレラ「…?」
キョウヘイという人が来たことを知ると、みんな慌て始めた。
ラウール「誰だろう…?」
レン「わかんない…」
召使い「お引き取り願いましょうか…?」
ショウタ「…… …いや、通して。」
召使い「は、はい…かしこまりました…」
そう言うと、召使いさんは部屋を出て行った。
ショウタ「リョウタ以外、席外して。」
ヒカル「わかった。」
リョウヘイ「俺の研究室行こう。」
タツヤ「3人共、行くよ。」
レン「あ、はい…」
ラウール「あの、キョウヘイさん?って、誰ですか?」
研究室に着いてから、ラウールが尋ねる。
俺も、もちろんコウジも気になっていた。
ヒカル「そっか、説明してなかったな。」
タツヤ「東西戦争の話覚えてる?」
コウジ「はい。 東と西で分かれて、バチバチなんですよね。」
タツヤ「うん。 それで、1人だった王様が2人になった。 キョウヘイは、その西の王様の息子で跡取り、つまり王子様。」
ラウール「え?!」
西の国の…王子様…?!
リョウヘイ「俺たちは会ったことないけど、リョウタから話は聞いてた。 ショウタと仲良くて、親の目盗んでよく一緒に遊んでたらしい。 でもそのうちバレちゃって、会うのを禁止されたんだって。」
ダイスケ「家柄って、子供から見たら関係ないけどさ、大人からしたら人生で1番大事なことなんだよね。 子供が純粋でいればいるほど、大人は汚く醜く見えるんだ…」
コレラ「……」
タツヤ「会うのを禁止されているからこそ、なんで急に来たんだろう…」
ヒカル「とりあえず、俺たちは呼ばれるまでここにいよう。 ほら、勉強の続きするよ。」
そう言うヒカルさんの目は、いつもとは違くて、ショウタさんたちを心配しているのがわかった。
他のみんなも、少し落ち着きがないようで、
それでもこれ以上は何も言わないから、俺たちは勉強の続きを始めた。
赤サイド…
コンコンッ ガチャッ
扉を開けて入ってきた2人の男。
紫色のマントを羽織ったミルクティー色の髪の男と、女の子の人形を持った背の低い男。
マントを羽織った男が口を開いた。
「…久しぶり、ショウタ。」
ショウタ「……」
この男こそが、西の国の王子にて、
過去に交流をしていた俺たちの幼馴染、
キョウヘイだ。
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夢幻姫(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。すみません、書きたいものをすぐに書いてしまう悪い癖がありまして、放置してしまいました…せっかく見つけて読んでくれていたのにすみません_| ̄|○ 近々続きを書きますので、もう少しお待ちください! (8月9日 19時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんにちは。コメント失礼します。私は夢幻姫さんの別な小説を読んでいるものです。最近そちらの小説を書かれていないようなのですが、今後、お話は続いていくのでしょうか?夢幻姫さんのお話はどれも面白いので、もしそうだったら別なのを読みたいと思っています。 (8月9日 19時) (レス) id: c1ab638b45 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - 麻耶さん» コメントありがとうございます!頑張ります!是非楽しみに待っていてください! (2023年5月11日 7時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
麻耶 - 続き待ってます! (2023年5月10日 23時) (レス) id: 6a6eda54e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻姫 | 作成日時:2022年5月1日 18時