第四話 西の王子 ページ18
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あれからヒカルさんたちは色々準備してくれた。
国関連の組織だから王族との契約書類や個人の魔法などの説明書類を持ってきて、わからないところは教えてくれた。
他のメンバーにも説明。
タツヤ「おっ、いんじゃない? 一緒に頑張ろうな!」
リョウタ「仲間が増えるのは嬉しいね。 これからよろしく。」
ダイスケ「は、マジで…? …まぁ、せいぜい足だけは引っ張んなよっ」
タツヤさんとリョウタさんは歓迎してくれて、ダイスケさんは案の定な反応だけど、入るのは許してくれた。
ショウタさんは…
ショウタ「……そう。」
とだけ言った。
“人見知り”ってだけで、こんなに反応が薄いものなのかな…?
まぁ、嫌がってはいないみたいだから、いいのかな?
そんなこんなで、俺たち3人はSnowManに入った。
もちろんこのことは国中に知らされた。
街での騒ぎがあってから、俺たちのことをよく思っている人はいない。
それでも俺たちは、どんなに非難の声を浴びても、絶対に挫けなかった。
これくらい承知の上だ。
だからこそ、俺たちは諦めない。
そしていつか…
願わくば、東だけじゃない、アラバスターランド全体に認められる、認め合える存在でありたい。
SnowManに入ってからは、魔法の特訓をした。
ヒカルさんやタツヤさんの指導の元、少しずつではあるが、細かな調節などができるようになった。
失敗しても怒ることなく、こうしたらよいとアドバイスをくれ、
成功したら髪がぐちゃぐちゃになるくらい頭を撫でて褒めてくれた。
記憶は戻らないけど、あの日決心して、SnowManに入って、良かったと思えている。
…そう、思っていた。
あれから魔物の情報は入らず、2ヶ月ほど経って、季節は夏になった。
暑さに弱いアラバスターランドは、王様、ショウタさんのお父さんが毎日与える冷却魔法で暑さを凌いでいた。
そんなある日、いつものようにみんなで勉強していると…
コンコンッ
リョウタ「どうぞ。」
召使い「失礼します… ショウタ様、お客様がお見えです…」
ショウタ「客…?」
リョウタ「来客予定入ってたっけ?」
ショウタ「誰?」
召使い「それが… キョウヘイ様が…」
ショウタ「っ!!」
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夢幻姫(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。すみません、書きたいものをすぐに書いてしまう悪い癖がありまして、放置してしまいました…せっかく見つけて読んでくれていたのにすみません_| ̄|○ 近々続きを書きますので、もう少しお待ちください! (8月9日 19時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんにちは。コメント失礼します。私は夢幻姫さんの別な小説を読んでいるものです。最近そちらの小説を書かれていないようなのですが、今後、お話は続いていくのでしょうか?夢幻姫さんのお話はどれも面白いので、もしそうだったら別なのを読みたいと思っています。 (8月9日 19時) (レス) id: c1ab638b45 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - 麻耶さん» コメントありがとうございます!頑張ります!是非楽しみに待っていてください! (2023年5月11日 7時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
麻耶 - 続き待ってます! (2023年5月10日 23時) (レス) id: 6a6eda54e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻姫 | 作成日時:2022年5月1日 18時