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向かう途中も、涼太は俺と2人の間を歩いた。
顔もいつもと違う。
少し、怖い…
そのうちに、スーパーに着いた。
舘「帰りはわかりますよね？ では、俺たちはこれで。」
すぐに去ろうと、また俺の腕を引いて、急いでその場を後にした。
男性1「はい、ありがとうございました！ …… …ﾁｯ 惜しかったな。」
翔「り、涼太っ…はやいっ……ﾊｧﾊｧ…」
舘「あ、ごめん…！」
俺がそう言うと、涼太は止まった。
舘「ごめんね、大丈夫？」
翔「大丈夫… なぁ、何があったの……？」
舘「……」
少し黙ってから、真剣な表情で言った。
舘「あれ、SixTONESだ。」
翔「え…？！」
嘘だろ…あいつらが……？
翔「確かなのかよ…？」
舘「間違いない、俺は直接会ったから覚えてる。 もしかしたら引っ越してきたのは、俺たちSnowManを観察するためかもしれない。」
翔「んだよそれ…！」
SixTONES…一体何するつもりだ……！
舘「そうだこれ、ピアス。」
翔「おお、ありがとう。」
ピアスを受け取り、付けた。
舘「見たことないやつだね、新しく買った？」
翔「いや、元々持ってたやつ。 これ、あいつから貰ったんだ。」
舘「あいつ…？」
翔「5歳から13歳まで、一応親として育ててくれた奴。」
舘「っえ、嘘？！ 何でそんなの付けてるの！！」
翔「そりゃあ、嫌でずっとしまってたけどさ…持ち主関係なく、好きなんだよ、この星。」
そう言って、青い星のチャームを揺らして見せた。
翔「片方だけくれた。 オーダーメイドで、この世に一つしかないピアスなんだと。 なんか、一番星…って感じがするだろ？ だから好きなんだよ。」
舘「…まぁ、翔太がいいなら、何も言わないよ。」
翔「ありがとう。 ほら、行こうぜ。」
舘「うん。」
気を取り直して、2人で買い物に向かった。
Noサイド
渡辺と宮舘がいなくなった後、SixTONESの2人はスーパーで買い物をしていた。
男性2「にしても、よくあんなに笑顔で喋り続けられるよね。 嘘くさくて気持ち悪くて…俺だったら絶対できない。吐く。」
黒髪の男が言った。
男性1「褒め言葉として受け取っておくよ。 お、揚げ物安い。」
薄ピンク色の髪の男は、カゴにコロッケを入れる。
男性2「ねぇ、本当にあれが…？」
男性1「まだわからない。 でも、あのピアスは確実に…」
ポケットからピアスを一つ取り出して付ける。
渡辺と同じ、青い星のチャームが揺れた。
男性1「俺の、親父のだ。」
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作者名：夢幻姫 | 作成日時：2023年8月6日 8時
