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策略的な精神美 ページ6

渡辺サイド


舘「翔太、そろそろ行くよ。」

翔「おー。」

日曜日の今日、久しぶりに涼太と買い物に行く。

いつもはSnowManの誰かがいたから、2人だけっていうのはなんか新鮮。

マスクをつけ、パーカーのフードを被り、玄関で待つ涼太の元へ。


エレベーターに乗り、下に向かうと、一個下の階で止まった。

俺たちと同じくらいの歳の男の人が2人乗ってくる。

初めて見たな…最近引っ越してきたのか?

そう思っていると、涼太が身構えた。

翔「? りょ、」

名前を呼ぼうとしたが、マクスの上から手で口を塞がれた。

一階に着くと、涼太は俺の手を引いて急いでエレベーターを降りた。

翔「え、ちょっ…!」

転ばないように、涼太のスピードに合わせ走って外に出る。


翔「涼太、どうしたんだよ…?」

舘「ごめん。」

外に出て家から距離をとったところで、涼太はやっと走るのをやめ、俺の腕を離した。

翔「謝られたって、何があったのかわかんねぇから怒れねぇよ。 何、あの人たち知り合い?」

舘「知り合いっていうか…」

普段なら乗ってきた人には挨拶するのに、今回はそれがなかった。

むしろ、こうやって距離をとって、

まるで逃げているみたいに…


舘「…あの人、」

「あのー、すみません。」

翔「、?」

舘「っ、!」

突然声をかけられ、振り返ると、さっきエレベーターに乗ってきた2人がいた。

舘「…何ですか?」

涼太は俺を庇うように前に立つ。

男性1「これ、落としましたよ。」

1人の人が、ピアスを見せた。

翔「あ、…」

耳を触り確かめると、ピアスが取れていたことに気づいた。

翔「ごめん、俺の…」

男性1「エレベーターの隙間に落ちなくてよかった。 はい。」

舘「…どうも。」

代わりに涼太が受け取る。


男性1「お二人は、ここに住んで長いんですか?」

翔「え…?」

なぜかそう聞かれた。

舘「知って何になるんですか?」

男性1「あ、すみませんいきなり…俺たち、先週ここに越してきて、まだこの辺のことを知らないんです。 しかも2人とも重度の方向音痴で、機械も強くなくて… よければ、少しでいいので、近くのスーパーまで案内してくれませんか?」

舘「すみませんが、俺たちも用事があるので…」

翔「いいじゃん、案内するだけでしょ?」

舘「っ、でも… …… わかりました、案内します。」

男性1「ありがとうございます!」

そう言って頭を下げる。

4人で近くのスーパーに向かった。

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作者名:夢幻姫 | 作成日時:2023年8月6日 8時

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