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夕食が終わりみんながお風呂に入り終わったタイミングで、2人に話しかけた。
阿「ねぇ、今いいかな？」
父「ん？ なんだ？」
阿「進路のことで話があって…」
父「ああ、もうそんな年か。」
母「そんな年って…子供の年齢ぐらい覚えてなさいよっ」
父「あ？」
阿「俺っ…！」
喧嘩しそうな雰囲気になるが、勇気を出して話を続けた。
阿「…俺、百花に行きたいんだっ」
言った瞬間、部屋が静かになった。
驚きが隠せないような顔をする両親に、失敗したと思った。
阿「えっと、今のは…！」
“冗談”。そう言おうとしたのを、父親が遮った。
父「あー、いいんじゃないか？」
阿「……え？」
思いがけないその言葉に、固まった。
母「でも大丈夫？ 喧嘩とかできるかな？」
父「そこは俺の血が流れてるから大丈夫だろ。」
阿「え？ どういう…」
父「父さんは、百花校出身だぞ。 当時学校で1番喧嘩が強くて有名だったんだ。」
阿「えっ？！」
母「お母さんが不良に絡まれてる時にお父さんが助けてくれたの。 それが2人の出会いだったんだよ。」
阿「えっ、そうなのっ？！」
母「亮平の成績だったらどこ行っても問題はないし。 ま、怪我しなければ大丈夫かな。」
阿「え、それって…百花に行ってもいいってこと……？」
母「？ うん。 だって行きたいんでしょ？」
父「お前の行きたいところに行けばいい。 お前が自分で決めたんだから、父さんたちは何も言わないよ。」
阿「………」
悩んだ時間を返して欲しい…
え、こんな簡単にオッケーもらえると思ってなかったんだけど…
殴られる覚悟もあったんだけど…
あれ、もしかして、百花ってそんなに悪いところじゃないのかな……？
次の日担任に同じ話をしたら全力で止められた。
やっぱりうちの家庭がおかしいだけだった…
でも、せっかく一歩進めたんだから、諦めずに何度も何度も言って、
ようやく入試を受けられるようになった。
テスト全教科満点で首席で合格した。
学校に行けばあの人がいて、
話すうちに仲良くなって、
気づけばバディのような存在になっていた。
相変わらず、瞳がキラキラと輝いていた。
この瞳が、俺に勇気をくれたから、俺はこの学校に入ることができた。
俺は、あの時の生徒みたいになれてるかな？
誰かを守る、
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夢幻姫(プロフ) - たわしさん» ご注文承りました！楽しみに待っていてください！ (8月3日 18時) (
レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
たわし(プロフ) - ふっかさん以外が不良に捕まっちゃって、ボコボコにされてふっかさんがキレて不良をボコボコにするお話が見たいです！良ければお願いします！ (8月3日 18時) (レス) @page39 id: 504ea1ad1c (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - はてなさん» ご注文承りました！ありがとうございます、楽しみにしていてください！頑張ります！ (7月29日 22時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
はてな - 不良に追われる少年をみんなが助けようとするけどあべちゃんが捕まっちゃって皆がキレるようなことして不良がぼこぼこにされるお話みたいですっ､キレるようなことは夢幻姫さんにお任せでいいですか？いつもいろんな小説楽しみにしてますっ！！頑張ってください (7月29日 21時) (レス) id: f01603c33d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢幻姫 | 作成日時：2023年5月1日 20時
