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そこからの阿部さんの行動は早かった。
俺の気が変わらないうちにとお風呂を沸かし、入るように指示した。
久々のシャンプーが目に染みて痛い。
湯加減はちょうど良く、いつまでも入っていたくなる。
着替えも用意してくれて、寝るところまで作ってくれた。
阿「ほら、今日はもう寝よ。」
目「は、い…」
ちょっと完璧すぎて怖い…
俺は今まで、夜が怖かった。
星は好きだが、周りに誰もいないから、
この世界には俺しかいないのだと錯覚するから。
寝ている間に何が起こるかわからないため、最近は寝ないで空の星を眺めていた。
でも今は、上を見れば屋根があって、
温かい布団に包まれて、どんどん瞼が落ちていき、
星を数えることもなく、俺は眠りについた。
次の日の朝は阿部さんの声で目が覚めた。
朝食の目玉焼きとベーコンも美味しくて、また泣きそうになった。
阿「目黒くんって、学校は？」
目「行ってません… お金払えなくて…」
阿「そうなんだ。 何年生？」
目「今年中3のはずです…」
阿「中3ってことは、俺の一つ下か。」
目「あ、そうなんですか…？」
阿「うん、百花男子高校の1年生。 昨日の学生と同じ学校だよ。」
目「はぁ…」
阿「高校とか、考える？」
目「高校…」
阿「俺の学校荒れてるけど、友達は優しい人ばかりだよ。 もし目黒くんが高校に通いたいって思うなら、俺は全力でサポートする。」
目「…でもおれ、頭悪いから……」
阿「大丈夫、あの学校名前書けば入れるから。 テスト内容も小学校レベルで、俺入試の全教科満点だったもん。」
そんなにひどいの？ 逆に心配になってきた。
でも…
俺はもう、この暖かさを知ってしまった。
またあの寒空に1人なんて、考えただけで嫌すぎる。
目「俺、高校行きたいです。 阿部さんと一緒に、通いたいです。」
阿「ほんと？！ じゃあ、俺が勉強教える！」
目「はい、お願いします…！」
阿部さんの教え方はすごくわかりやすくて、でもやっぱり脳は追いつかなくて、
入試の点数はギリギリ、だが、無事合格。
その間に阿部さんの友人たちと出会い、一緒に遊ぶようになった。
あの日阿部さんが助けてくれたから、俺は人の温かさを、愛を知った。
あの時の小さな幸せが、今の大きな幸せに繋がっている。
これが、永遠に続く愛なんだ、と。
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夢幻姫(プロフ) - たわしさん» ご注文承りました！楽しみに待っていてください！ (8月3日 18時) (
レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
たわし(プロフ) - ふっかさん以外が不良に捕まっちゃって、ボコボコにされてふっかさんがキレて不良をボコボコにするお話が見たいです！良ければお願いします！ (8月3日 18時) (レス) @page39 id: 504ea1ad1c (このIDを非表示/違反報告)
夢幻姫(プロフ) - はてなさん» ご注文承りました！ありがとうございます、楽しみにしていてください！頑張ります！ (7月29日 22時) (レス) id: 5f094c6618 (このIDを非表示/違反報告)
はてな - 不良に追われる少年をみんなが助けようとするけどあべちゃんが捕まっちゃって皆がキレるようなことして不良がぼこぼこにされるお話みたいですっ､キレるようなことは夢幻姫さんにお任せでいいですか？いつもいろんな小説楽しみにしてますっ！！頑張ってください (7月29日 21時) (レス) id: f01603c33d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢幻姫 | 作成日時：2023年5月1日 20時
