だから大丈夫(ron) ページ22
Aサイド ※嘔吐表現注意
今日は朝から体調が悪い。実質昨日の夜中から
なんだけどね？なぜか吐き気が止まらなくて、
トイレを抱えて寝た。寝た、といっても十分な
睡眠は取れていないんだけど…。
｢う”っ…ぇ、｣
まだ今も吐き気は収まらなず、何も口にはして
いないが、水分が口から止まらない。
｢…り、おんく…｣
大好きな彼の名前を呼んでみる。だけどここに
居ない彼を呼んでみても返事はない訳で…。
｢苦しっ、はぁ…ぅ…｣
仕事だし、迷惑はかけたくない。けどこれは流
石に連絡しないと怒られる。私はスマホに手を
伸ばし、力の入らない手で番号を押す。
り｢…もしもし？｣
わりと早めに出てくれたりおんくん。仕事中な
のに申し訳ないな､と思いながらも事情を話す。
り｢すぐ行く！電話繋げて待ってて！！｣
りおんくんも相当焦りを感じたのか、ドタドタ
と慌ただしい音が聞こえてくる。繋げてってこ
とは、切らないでってことだよね…？
｢走っ、てる…？｣
り｢走ってる！！｣
優しいな、私の事心配して繋げたままなのか。
そうこうしないうちにりおんくんが家に来た。
り｢A！大丈夫！？｣
りおんくんは着いてすぐ私の背中をさすった。
りおんくんの声を聞いて少しは落ち着いたのか､
少しだけ吐き気は収まった。
り｢…お粥作るから、薬飲もう？｣
りおんくんの優しさに甘えて、全部任せること
になってしまった。申し訳ない気もするけど、
単純にありがたい。自慢の彼氏だ。
＿り｢作ったけど、食べられそう？｣
｢ん、少しだけ…｣
りおんくんは私の隣に座り、お粥をスプーンで
すくった。そして口元まで運んでくれる。
｢…あ、美味しい…｣
り｢ほんと？良かった、でも無理はしないで？｣
｢仕事なのに…ごめんね、｣
仕事場から直行してくれたりおんくん。メンバ
ーの皆さんにも迷惑かけちゃったしなぁ…。
り｢逆にAの所に行かない方が怒られるよ｣
彼の口から出てきたのは、想像していなかった
言葉だった。私の驚いた顔に首を傾げる彼。
り｢だってそうでしょ？大好きな彼女放っておけ
ないし、メンバーに言ったら早く行ってやれっ
て言われたくらいなんだよ？だから大丈夫。｣
メンバーの皆さんも優しいけど、何よりりおん
くんの言葉が心に響いた。大好き、だって。
｢…ありがとう。｣
私がそう言うと、彼は満足そうに私の頭を撫で
た｡元気になったら皆さんに差し入れしなきゃ。
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まい(プロフ) - 水香さん» いえいえ！というか憧れ！？私の方がありがたいです！こうして続けられているのは応援してくださる皆さんのおかげなので！温かいお言葉をありがとうございます！期待に応えられるよう頑張ります！ (2020年5月25日 17時) (
レス) id: bab06c7eda (このIDを非表示/違反報告)
水香 - まいさん» まいさんタグ変換をしてくれてありがとうございます！！私は、まいさんの小説が大好きだし憧れの存在です！まいさんがタグ変換してくれて本当に嬉しいです！これからも1ファンとしてまいさんのことを応援し続けます！！ (2020年5月25日 16時) (レス) id: ee385bfa10 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - きらいてゃんさん» ご指摘、ご意見ありがとうございます。考えさせていただきます。 (2020年5月11日 9時) (レス) id: bab06c7eda (このIDを非表示/違反報告)
きらいてゃん(プロフ) - 初コメ失礼致します。こちらの作品はﾅﾏﾓﾉ作品ですよね？ご本人様の迷惑にならないために今一度調べ直し、ほんとにいいのか考えてください。 (2020年5月10日 12時) (レス) id: 7dbc54d7de (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 瑠璃さん» 温かいコメントありがとうございます！不定期更新ですが楽しみにしていただけると嬉しいです！ (2020年4月26日 15時) (レス) id: bab06c7eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まい | 作成日時：2020年4月9日 22時
