花火��(恋…？) ページ20
Aside
私がシルクたちがはしゃいでるのを見ていると、マサイがこっちに来た。
マサイ｢楽しんでるか？｣
そう言い、私の隣に座る。
｢うん。とっても楽しいよ。私、生まれてから大人数で花火とかした事なくて、夏らしい事してなかったから。いい思い出になったよ…。｣
私は家庭の事情があまり良くなくて、親と楽しくお出かけとかもした事なかったし、むしろ家からあまり出ることがなかった。
｢今の私からしたら、すっごく幸せだよ。｣
話してるうちに自然と笑みがこぼれる。
マサイ｢実はさ、Aと一緒に皆で花火しようって提案したの、シルクなんだよ。｣
｢え？｣
マサイ｢あいつ、AがFischer'sのメンバーになってからすごく喜んでて、Aのためにこれからいっぱい思い出作ってやるんだって張り切ってた。｣
そうだったんだ。私のためにしてくれたんだと思うと胸が熱くなった。
マサイ｢それに…誰よりも名前と一緒にいたいって言ってたよ。あ、これあいつには内緒な？バレたら殺されるからwww｣
ぽろっぽろっ…。
気づいたら涙が出てた。
｢あ、あれ？ww何でだろ…涙が止まらない…。グズッ…｣
マサイ｢え、え、名前？ああー！泣かないでぇーwww｣
マサイがそっと涙を拭いてくれる。
すると、シルクがこっちにきた。
シルク｢おい、A。こっち来いよ。線香花火しようぜ。｣
私はマサイの方を見る。
マサイはアイコンタクトで行っておいでといっている。
シルク｢早く来いよ。(グイッ)｣
思い切り手を引かれ、つまづきかける。
少し強引な手に引っ張られ、私の心臓か高鳴る。
そして、皆とは少し離れた所に座る。
線香花火を渡され、無言で火をつける。
シルク｢…。さっきはごめん。マサイといたから、ちょっとイラってして…。｣
｢う、ううん。平気。今日シルクとあんま話せてなかったから…。｣
シルク｢そっか…。なぁ、勝負しねぇ？｣
｢勝負？？｣
シルク｢そう。もしどっちかが先に花火が消えて落ちたら、その人の言うことを聞く。｣
｢いいね！楽しそう！｣
シルク｢おしっ！じゃあ、始めるぞ！｣
そして、線香花火が消えて落ちるまでの勝負を始めた。
シルク｢…。｣
｢…。｣
あ…落ちた…。
ふと、私はシルクを見た…。
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ゆき(プロフ) - 夕焼けと白猫さん» ありがとうございます<(_ _)>ゆっくりですが修正加えつつ頑張ります。 (2018年6月29日 23時) (
レス) id: 1bd4f04736 (このIDを非表示/違反報告)
夕焼けと白猫 - 続きが気になります。 更新、頑張ってください。 (2018年6月20日 22時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2018年6月20日 22時
