[ △ ] Your Song

_thiyty-first [ Yside ] ページ32

---




「え、すげ、、」

『す、凄いんですか？笑』

「うん、、嬉しい。」

想像以上にグッズが多くて[Champagne]時代の物だってある。
彼女に許可を貰って少し触ってみたりする。
正直こんなに熱狂的なファンの子だとは思ってなかった…

ポスターとかタオルとかTシャツが壁に飾られてたり、
キーホルダーがぶら下がってたり、
俺らのぬいぐるみが並べられてたり、
CD、DVDもずらっと並べられてたり。

これだけ物が多くてもきっちりとした感じで見える。

『Kill me if you canのCD欲しいんですよね〜笑』

「もう廃盤になって今じゃメルカリで5桁で売ってたりするもんね。｣

『そうなんです…高過ぎます…』

「いや〜こんなにドロス愛凄いとは思わなかった。」

『あ、なんかありがとうございます笑』

「それはこっちのセリフだよ笑」

『いえいえ笑』

「そろそろ本当に帰らなきゃかな？」

『あ、確かに…私も明日仕事だからなぁ…』

当然このままいる訳にはいかないし。
お好きな時間にとは言われたけど
結局はAちゃんの都合に合わせなきゃそりゃあダメだし。

「いいもん見せてもらったしね。」

『そんないい物ですか？笑』

「うん。俺にとってはね笑
あ、時間空いたら今度また来ていい？」

『もちろんです！』

リビングに戻って、
天使(つむぎ)とお別れをする。

「ばいばい！また会いに来るからね！」

『仲良くなれるといいですね！』

「仲良くなりたいなー、、」

そうこう言っているうちにもう10時。
Aもちょっと迷惑しちゃったかもな。
明日仕事あるってのに。

「こんな時間まで居てごめんね。」

『大丈夫ですよ？』

「お仕事がんばってね。」

『はい！あ、お見送りしましょうか？』

「いや！ダメ！こんな時間に女の子が！」

『だって私ばっか付き合ってもらってるのに、、』

「こんな時間に危ないから！」

『…分かりました、』

「ほんと自覚持ってよ…？」

『、、え？』

「ごめん、なんでもない。」

可愛いって自覚をね。
ほんと無自覚って罪深い。

「じゃ、バイバイ、また来るね！」

『はい！約束ですよ！』

「お邪魔しましたー…」

---

_thiyty-second [ Yside ]→←_thirty

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す