[ △ ] Your Song

_twenty-third ページ24

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あれよこれよと話してる間にもう夕方になっていた。

『あっという間でしたね…』

「そうだね、、」

まあ、色々と…ありましたけど。
なんか洋平さんの元気が無くなったかと思いきや急にミニ嘘コクされて。
ドSようぺが見え隠れした気がする。

ソイラテは可愛かったし、
歌は上手かったし紅茶も美味しかったし
お話楽しかったし洋平さんはかっこよかったし。


「駅まで送るよ？」

靴を履いてたらいきなりそんなことを言われて、
嬉しさと申し訳なさの半々。

『だいじょぶです。』

「やだ。こんな子一人で歩かせられない。」

『いつも一人で歩いてますし、
今日だって一人で来ましたよ？』

「俺がいるなら着いていった方がいいでしょ。」

『いいんですか？』

「俺が言ってんだから勿論いいよ。」

『ありがとうございます、』

でも、この人と歩くのエネルギー使うんですよね…
いや、話すのも連絡取るのも何もかも。

なんて振る舞えばいいんだろうって終始考える。

「じゃ、行くよ。」

『はい。』

あ〜、絶対また来たい。
景色凄かったし。迷惑じゃなければ夜来たい。

『また来てもいいですか…？』

「勿論。明日にでも来て欲しいくらい。」

『でも無理なんですよね…？』

「そうだね…色々とあるんで、」

『お仕事頑張ってください！』

「ありがと！」

エレベーターの中でそんな話をしていたら、
あんなに高いとこに居たのにもう一階。

エントランスを出たら綺麗な夕陽が見えて、
私達を橙色に照らす。

額に手を添えながら、目を細める洋平さん。
夕陽のおかげもあってより一層映える。
やっぱイケメンは違うなぁ。

『行きましょ。』

「うん、 」




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