EP1.人気の花屋〈3〉 ページ7
時は少し遡り、少年探偵団が授業を受けている頃bloomでは…
「今日はいい天気ね〜、昨日の雨が嘘のようだわ〜」
柔らかな声で呟きながら店の窓を開け、開店の準備をしているAがいた。
「ほんとですね、晴れてよかったです」
彼女の呟きに答えたのはbloomの店長の神崎茂だ。店長は彼女の父親の歌代蒼の親友で、彼女の幼少期の頃からの知り合いだ。彼女の事情を詳しく知っているため、心強い味方で協力者でもある。
「さて、そろそろ開店しようか。今日もお客さんがたくさん来るといいね」
「そうですね、今日も頑張りましょう」
そう言いながら彼女は店のドアにかかっている看板を裏返しにし、エプロンの紐を締め直した。
それから数時間が経ち、花は順調に売れていき、昼近くになり客も減ってきていた為少し休憩している時だった。ドアから鈴の音が聞こえ、彼女がそちらを振り向くとそこには彼女がよく知る人物が立っていた。
「こんにちは、茂さん、Aさん。」
丁寧な挨拶をして店に入ってきたのは、彼女の後輩の七海建人だった。
「七海くん、こんにちは〜。今日は仕事はおやすみなの?」
彼女は七海が店に訪れた事を嬉しく思いながら挨拶をした。
「いえ、今日はこの後1つ仕事が入っていますね。」
「あら〜、そうなのね…」
彼女が残念そうに呟くと、神崎が「それは大変だね…。もしそれまで特に予定がないのなら、ここでゆっくりしていったらどうだい?」と言った。
「それではお店に迷惑がかかってしまうのでは…?」
七海は申し訳なさそうに聞き返した。
「大丈夫だよ、奥に休憩スペースもあるし…それに、君がいるとAくんも嬉しいだろうからね」
落ち込んだ顔をして花の手入れをしている彼女を見ながら店長は言った。
「それではお言葉に甘えて、ありがとうございます」
「お昼もここで食べていくかい?簡単なものなら作れるよ。」
神崎はそう言うと店の奥にある台所へ向かった。
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唄海(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラさん初めまして、コメントありがとうございます!オチは今のところまだ未定です。五条オチもいいですね!考えさせていただきますね。応援よろしくお願いいたします! (2022年7月31日 12時) (レス) id: 7262bd6081 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年7月24日 20時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唄海 | 作成日時:2022年6月5日 18時