検索窓
今日:2 hit、昨日:16 hit、合計:22,088 hit

EP3.写真の中の思い出〈3〉 ページ26

Aside

私は安室さんの寝ているそばに置いてあった1枚の紙が気になり思わず手に取ってしまった。


「あ、それ安室さんのポアロのエプロンのポケットに入ってたんですよ。素敵な写真ですよね、夏祭り!私もいつか……」


時が止まったような感覚がした。ああ、よく覚えている……忘れるわけがないだろう……


その写真にはとても仲の良さそうな7人の男女の姿があった。




ーーーーそこには、自分の姿もあった。




何もかもが懐かしい、叶うのなら……またあの頃に戻りたい。


でも、私にはやるべき事がある。あの事件の犯人を捕まえるまでは…それに、あの子達を巻き込むわけにはいかない。私は夜桜Aとして生きていくことを決めたのだから。


「……く……ん!よ…くら…さん!夜桜さん!」


私が写真をじっと見つめ思い出に浸っていると、蘭ちゃんの私を呼ぶ声で一気に現実へと引き戻された。


「夜桜さん、大丈夫ですか?携帯ずっと鳴ってますけど……」


蘭ちゃんにそう言われ私は携帯を取り出し画面を見ると、そこにはかわいい後輩の名前が表示されていた。


「大丈夫よ〜、少しぼーっとしてたみたい。友人からの電話だったわ〜、長居しちゃってごめんね。そろそろ帰るわね」


まだやる事は残ってる…もう一踏ん張りね〜、頑張りましょう。


「分かりました……夜桜さんも無理しないでくださいね?またゆっくりお茶でも飲みに来てください!お父さんも喜ぶだろうから」


「ありがとう〜、それじゃあおやすみなさい」

作者よりお知らせ→←EP3.写真の中の思い出〈2〉



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

唄海(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラさん初めまして、コメントありがとうございます!オチは今のところまだ未定です。五条オチもいいですね!考えさせていただきますね。応援よろしくお願いいたします! (2022年7月31日 12時) (レス) id: 7262bd6081 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年7月24日 20時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:唄海 | 作成日時:2022年6月5日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。