EP3.写真の中の思い出〈1〉 ページ24
Aside
「コナン君、もうすぐ毛利さんの事務所に到着するわよ〜」
私は夜の空を1人の男性と男の子と天狐に乗って飛んでいる。もし誰かに見られでもしたら大問題になるだろう。
しかし、そんな事はあまり気にしていられなかった。私の腕の中ですやすやと寝ている彼は先程よりは顔色が良くなったようにも見える。
「安室さん、少し顔色良くなったみたいだね。これも式神のおかげなの?」
コナン君は不思議そうに天狐の背中を撫でながら聞いてきた。
「そうね〜、この子には病や傷を癒す力があるのよ。天狐、あの路地裏の辺りに降りれるかしら?人はいないようだから大丈夫」
私がお願いすると天狐は『ああ、分かった』と短く返事をして、ゆっくりと地上へと降りてくれた。無事に事務所の近くまで到着したわね、後は毛利さんに任せましょうか。
「ここからは私が安室さんを連れて行くわね〜、ありがとう天狐」
コナン君も「ありがとう」と天狐に伝える。天狐は少し照れ臭そうにして消えていった。素直じゃないわね〜。
安室さんを任せたら私はコンビニに行って必要そうな物でも買ってこようかしら?風邪薬とかきっと欲しいわよね。
私達が事務所に着くと蘭ちゃんと小五郎さんが迎えてくれた。
「あ!コナン君!もー、帰りが遅いから心配したんだよー?電話にも出ないで!!夜桜さんもありがとうございます、安室さん大丈夫ですか?」
「ったく!困らせやがって!夜桜さん、お世話になってすいませんね」
「大丈夫ですよ〜、きっとお仕事無理してしまったのでしょうね…ゆっくり休ませてあげてください。私は近くのコンビニで風邪薬を買って来ようと思います」
小五郎さんに安室さんの事を任せて、私はコンビニに向かおうとした。けれど、コナン君が「あー!待ってよ夜桜さん!」と可愛らしい声で言い私の服を掴んできた。
「ねえねえ夜桜さん!僕も一緒にコンビニ行っちゃだめ?どうしてもお菓子食べたいのー!」
コナン君がそう駄々をこねると小五郎さんは怒って「だめだダメだ!」と言う。残念だったわね〜。
コナン君がしぶしぶと事務所の中へ入って行くのを見守ってから私は改めてコンビニへ向かう事にした。
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唄海(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラさん初めまして、コメントありがとうございます!オチは今のところまだ未定です。五条オチもいいですね!考えさせていただきますね。応援よろしくお願いいたします! (2022年7月31日 12時) (レス) id: 7262bd6081 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年7月24日 20時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唄海 | 作成日時:2022年6月5日 18時