第１２７話 ページ35
三人は驚きいてAを見る。Aはいちごたちに話した内容を話す。清水との出会い、ほんとうはパリ本校に入学するはずが訳あって日本校に来たこと、そしてテストのこと。
「私は今、一つ合格して、もう一つは不合格だった。そして次のテストが合格すればそのまま清水さんとパリに行く」
「・・・・・・そうか」
「・・・・・・テストの日っていつ？」
「・・・・・決勝戦の日」
そう、清水は決勝戦の審査をしてそのままAのテストを行うのだ。なのでAは三位決定戦は見れない。いや、見ることができないのだ。
「受かれよ、テスト」
「・・・・・え」
樫野がAに言う。その目は真っすぐだ。
「せっかくのパリ行きだ。こんな機会めったにない」
「うん」
「僕たちもすぐに後を追うよ」
「そうだよ、Aちゃん。あたしたちもグランプリ頑張ってパリに絶対行くからっ！」
安堂といちごも真っすぐAを見て言う。
「・・・・・」
「花房くん？」
花房は黙ったままだ。それを不思議に思った四人は花房を見る。
「Aちゃん」
「・・・・はい」
顔を上げた花房はAを見る。
「あっちで、待ってて。そして叶えて、君の夢を」
「・・・・・・もちろん！」
Aはとびっきりの笑顔でうなずく。
冬の星空のもと、Aは誓う。友達のためにも、自分のためにも、絶対パリに行く。そして自分の夢を叶えるのだ。
「(清水さん、私のスイーツを認めてもらう。そして、清水(あなた)を超える。超えてみせるっ！)」
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あーみんみん(プロフ) - すごく面白くていつも楽しみながら読んでいます。これからも更新頑張ってください！もし可能なら名前変更を出来るようにして欲しいです。お願いします。 (2017年9月17日 0時) (
レス) id: e62c20677b (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - この作品とても好んで読まさせてもらってます！夢パティの占いツクール見たかったのですがなかなか無くてやっとこの作品に出会いました！更新これからも頑張ってください！お願いします！ (2017年9月16日 1時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tOuka | 作成日時：2017年9月10日 12時
