第９６話 ページ3
そして始まったケーキグランプリ中等部予選・準々決勝。Aにとっては初めて見るケーキグランプリだ。
「これよりケーキグランプリ中等部、準々決勝。それでは理事長、競技方法をお願いします」
辛島先生の紹介で理事長が立つ。
「今回の対決は、チーム対戦ではなく、個人対戦で勝敗を決めてもらいます」
それの言葉にざわつく、競技者。Aたち観戦者も例外ではなく、ざわつく。
「個人戦か・・・・」
「さぁ、どうでる？」
「・・・・頑張ってチームいちご」
観客席でその様子を見ているAとソルト。
「先生たちと話し合った結果、シンプルなスイーツを四品作っていただきます」
カップケーキ、クラッシュショコラ、フルーツゼリー、そして。
「春を感じさせてくれる和のスイーツね」
「花房、樫野、いちご、安堂って感じだな」
そういば、ルミは？
Aはあたりをキョロキョロする。会場が暗くなり、探すのが困難になった。
「はぁー、間に合ったみたいやな」
「・・・・ルミ！」
近くでルミの声が聞こえた。Aはルミを呼ぶ。気づいたルミはAの隣に座る。
「ちょうど始まるところだったよ」
「ふー、危なかった」
「ねぇねぇ、見て。天王寺先輩が来てるよ」
Aの隣に座っているかなこがそう言って天王寺がいる方を見る。
「高等部の最有力候補の天王寺先輩を見に来させるなんて、いちごちゃんたちすごいよね！」
「チームいちごだけじゃちゃう、チームれもんにも注目してるはずや」
それにかなこが驚く。
一年生ながらにもここまで勝ち上がり、チームれもんのリーダー、れもんはパリ本校からの転校生。そりゃ注目もするはずだ。
調理場が明るくなり、第一回戦、チームいちごＶＳチームれもんの始まりだ。
「それでは持ち場について、調理開始！」
開始の合図が鳴る。それぞれが調理にかかる。いちごはれもんと同じ材料を使って勝負する気だ。
「なんだかな・・・・あのいちごの表情」
「あははー、いちごちゃん。なんか乗せられてるみたいや」
そして花房、樫野も順調に作業をしている。問題なのは、
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あーみんみん(プロフ) - すごく面白くていつも楽しみながら読んでいます。これからも更新頑張ってください！もし可能なら名前変更を出来るようにして欲しいです。お願いします。 (2017年9月17日 0時) (
レス) id: e62c20677b (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - この作品とても好んで読まさせてもらってます！夢パティの占いツクール見たかったのですがなかなか無くてやっとこの作品に出会いました！更新これからも頑張ってください！お願いします！ (2017年9月16日 1時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tOuka | 作成日時：2017年9月10日 12時
